3年4350万ドルで外野手を手に入れ、ジャイアンツはアーロン・ジャッジから手を引くのか
サンフランシスコ・ジャイアンツは、シアトル・マリナーズからFAになったミッチ・ハニガーと3年4350万ドル(2023~25年)の契約を交わした。
今シーズン、ハニガーは、右足首を痛めて3ヵ月以上も離脱し、57試合の出場に終わった。だが、昨シーズンは、39本のホームランを打っている。ポジションは、ライトだ。
ジャイアンツの外野には、ジョク・ピーダーソン、マイク・ヤストレムスキ、オースティン・スレイターに、ラモンテ・ウェイドJr.とルイス・ゴンザレスもいる。ピーダーソンはFAになったが、ジャイアンツから年俸1965万ドルのクオリファイング・オファーを申し出られ、それを受け入れた。ちなみに、マリナーズは、ハニガーにクオリファイング・オファーを申し出なかった。
今シーズン、ピーダーソン、ヤストレムスキ、スレイターの3人は、いずれも125試合以上に出場した(ウェイドJr.とゴンザレスは、100試合未満)。来シーズンは、そこに、ハニガーが加わる。
ただ、ハニガーとの契約は、入手しようと動いていた大物の外野手、アーロン・ジャッジから手を引くことを意味してはいないはずだ。
例えば、左打者のヤストレムスキを右打者のスレイターと併用し、ピーダーソンをDHとすれば、レフトにヤストレムスキ/スレイター、センターにジャッジ、ライトにハニガーを並べることができる。ピーダーソンも左打者だが、ここ2年のスタッツからすると、ヤストレムスキのほうが左投手を苦手としている。対左のOPSは、ピーダーソンが2年連続.720以上、ヤストレムスキは2年連続.580未満だ。