大谷翔平の「2年連続エドガー・マルティネス賞」は7人目。そこから3年連続に伸ばしたのは1人だけ
大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)は、最も優れたDHに贈られるエドガー・マルティネス賞に、2年続けて選出された。
エドガー・マルティネスの名を冠する前も含め、この賞の連続受賞は、大谷が延べ7人目だ。他ならぬエドガー自身が、1997~98年と2000~01年に、それぞれ2年続けて受賞している。エドガー以外の5人は、1985~86年のドン・ベイラー、1987~88年のハロルド・ベインズ、1989~90年のデーブ・パーカー、2003~07年に5年連続受賞のデビッド・オティーズに、2021~22年の大谷だ。
来年も大谷が受賞すれば、3年連続はオティーズに続き、史上2人目となる。また、エンジェルスのDHが選ばれたことは、これまでなかった。
連続受賞のスパンに、首位打者、本塁打王、打点王の打撃タイトルを獲得した選手は、意外に少ない。2000年に打点王のエドガーと、2005年に打点王、2006年に本塁打王と打点王のオティーズだけだ。エドガーにしても、最初に続けて受賞した時は、両シーズンとも無冠だった。
ただ、大谷の前に連続受賞の選手のうち、ベインズ、オティーズ、エドガーの3人は、殿堂入りしている。
なお、受賞回数は、オティーズの8度が最も多く、エドガーの5度がそれに次ぐ。3度以上の受賞は、この2人しかいない。オティーズは、2003~07年に加え、2011年と2013年、2016年に選出された。エドガーは、1度目の受賞が1995年だった。
大谷の受賞や選出方法などについては、こちらでも書いた。