夏のトレードで移籍した元エンジェルスの先発投手も、目立たないながら好投。どの登板も自責点2以下
ジョーダン・モンゴメリー(セントルイス・カーディナルス)は、8月2日にニューヨーク・ヤンキースから移籍後、7登板で防御率1.45を記録している。
モンゴメリーほどではないものの、カーディナルスが同じ日に獲得したもう一人の先発投手、ホゼ・キンターナも期待に応えている。こちらは、ピッツバーグ・パイレーツから移籍。そこからの7登板は、防御率3.15だ。
MLBネットワークのツイートによると、ナ・リーグで自責点が記録されるようになった1912年以降、カーディナルスで投げた最初の7先発とも自責点2以下は、キンターナが初だという。モンゴメリーは、7登板中6登板が自責点1以下だが、5登板目は自責点5だ。キンターナは、2登板が5イニング未満ながら、自責点3以上はない。
昨シーズン、キンターナは、ロサンゼルス・エンジェルスとサンフランシスコ・ジャイアンツで計63.0イニングを投げ、自己ワーストの防御率6.43に終わった。けれども、パイレーツと1年200万ドルの契約を交わし、今シーズンは、移籍までの20登板で防御率3.50を記録した。このスタッツは、2010年代半ばの彼自身を彷彿させる。シカゴ・ホワイトソックス時代、キンターナは、2013~16年に30登板以上&防御率3.60未満を4年続けた。
カーディナルスは、8月以降の36試合で27勝を挙げ、地区優勝に近づきつつある。モンゴメリーとキンターナが登板した試合は、それぞれ、7勝0敗と6勝1敗だ。
ただ、キンターナがポストシーズンのローテーションに入れるかどうかは、まだわからない。現時点の5人は、モンゴメリー、マイルズ・マイコラス、アダム・ウェインライト、ジャック・フラハティ、キンターナ。各投手が中4日以上で登板する場合でも、5人目が必要になるのは、リーグ・チャンピオンシップ・シリーズが第7戦までもつれた時だけだ。ナ・リーグもア・リーグも、リーグ・チャンピオンシップ・シリーズの第3戦から第7戦までは、5日続けて試合が組まれている。ローテーションの候補には、フラハティの復帰に伴い、9月5日にAAAへ降格となったダコタ・ハドソンもいる。