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エンジェルスはここ20試合「連勝なし」。今シーズンの最長は他のチームだが…

宇根夏樹ベースボール・ライター
マックス・スタッシ(左)とカイル・イズベル Jul 25, 2022(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 ロサンゼルス・エンジェルスは、ほぼ1ヵ月の間、連勝を記録していない。6月26日~27日の2連勝を最後に、その後は20試合連勝なしだ。6月28日から7月25日までの勝敗は、●→○→4連敗→○→5連敗→○→5連敗→○→●となっている。

 20試合以上の連勝なしは、今シーズン2度目。その1度目は、5月25日から6月18日のダブルヘッダー1試合目までの23試合だ。こちらの勝敗は、14連敗→○→●→○→3連敗→○→●→○。23試合目の白星から、3連勝をスタートさせた。なお、現在継続している20試合連勝なしは、次の試合に勝っても、その時点ではまだ連勝ではないので、21試合となることが確定している。

 今シーズン、20試合以上にわたる連勝なしのスパンがあるのは、エンジェルスだけではない。数チームを数える。例えば、7月25日に7対0でエンジェルスを破ったカンザスシティ・ロイヤルズは、4月21日から5月17日のダブルヘッダー2試合目まで、25試合連勝なしだった。また、コロラド・ロッキーズの連勝なしは、どのチームよりも長く、5月6日から6月11日のダブルヘッダー2試合目までの35試合にわたった。

 ただ、エンジェルス以外に、複数のスパンで20試合以上の連勝なしは、同じく2度のワシントン・ナショナルズしかない。

 ナショナルズの連勝なしは、5月4日から25日までと6月29日から7月24日までのどちらも20試合だ。7月24日~25日に、今月初めての連勝を記録している。なお、この連勝により、7月に連勝していないチームは、エンジェルスだけとなった。

ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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