「20本塁打リーグ一番乗り→本塁打王」は意外に少ない!? 今年のパは山川穂高、セは村上宗隆が一番乗り
現在、パ・リーグのシーズン本塁打トップには、山川穂高(埼玉西武ライオンズ)が位置している。セ・リーグのトップは、村上宗隆(東京ヤクルト・スワローズ)だ。どちらも、本数は21本。20本塁打に到達したのは、山川が6月12日、村上は1週間後の6月19日だった。彼らの他に、20本塁打以上の選手はまだいない。
2001年以降の各シーズンに、リーグで最初に20本目のホームランを打った選手と、そのシーズンの本塁打王は、以下のとおり。
両リーグとも、20本塁打一番乗り→本塁打王は、半数に満たない。2001~21年のパ・リーグの一番乗り、延べ21人のうち、本塁打王を獲得したのは8人だ。セ・リーグは、延べ22人中10人。2010年のセ・リーグには、一番乗りが2人いた。この年、クレイグ・ブラゼルと阿部慎之助は、どちらも6月19日に、違う球場で20本目のホームランを打った。
ただ、3年ぶり3度目の一番乗りとなった山川は、過去の2度とも、本塁打王になっている。2018年は、20本塁打に到達し、その日の全試合が終わった時点で、山川に次ぐ福岡ソフトバンク・ホークスの2人、柳田悠岐とアルフレド・デスパイネと2本差だった。2019年は、ブランドン・レアード(千葉ロッテ・マリーンズ)と4本差。今シーズンは、20本塁打の時点でレアードに9本差をつけていて、6月17日の21本目により、その差を二桁に広げている。
村上の一番乗りは、2年連続2度目だ。昨シーズン、村上が20本塁打に到達した時点で、岡本和真(読売ジャイアンツ)は19本塁打。2人は、本塁打王のタイトルを分け合った。今シーズン、村上は、6月19日に20本目と21本目のホームランを打ち、岡本に3本差をつけている。
なお、リーグ2位に10本以上の差をつけ、本塁打王を獲得した選手については、こちらで書いた。