5月16日、「1番・DH」として出場したウィルソン・コントレラス(シカゴ・カブス)は、1回裏に満塁本塁打を打った。MLB.comのサラ・ラングスによると、1番打者が初回に満塁本塁打は、1901年以降、コントレラスが10人目だという。

 1番打者の1打席目は、例外なく、走者なしの場面だ。先頭打者本塁打は、ソロ本塁打しかあり得ない。コントレラスは、1打席目の二塁打に続き、2死満塁で迎えた2打席に通算100本目のホームランを打った。マウンドには、1打席目とは違う投手がいた。

 試合の1打席目が満塁にならない打順は、1番だけではない。2番と3番もそうだ。2番打者の場合、1打席目の走者は多くても1人。3番打者は2人だ。初回が終わるまでに、2番打者と3番打者に2打席目が回ってくる確率は、1番打者よりも低い。

 過去20シーズン(2002~21年)における、初回の満塁本塁打を打順ごとに分けると、1番が1本、2番が6本、3番が2本、4番が32本、5番が66本、6番が87本、7番が44本、8番が17本、9番は1本となる。

 もちろん、打順以外の要素もあるが、1~3番と9番の本数は一桁、他の打順は15本以上だ。4~7番は30本を超えている。9番打者は、初回の1打席目が満塁ということもあり得るが、初回の攻撃で打席に立つ可能性そのものが、他の打順よりも低い。

 ちなみに、今シーズンの5月16日までに記録された初回の満塁本塁打は6本。1番、5番、6番、8番が1本ずつ、7番が2本だ。コントレラスの前には、4月10日の1回表に8番のオスカー・メルカド(クリーブランド・ガーディアンズ)、4月10日の1回裏に7番のゲリー・サンチェス(ミネソタ・ツインズ)、4月24日の1回裏に6番のジョー・アデル(ロサンゼルス・エンジェルス)、5月3日の1回裏に7番のケビン・スミス(オークランド・アスレティックス)、5月7日の1回裏に5番のウィルマー・フローレス(サンフランシスコ・ジャイアンツ)が打っている。メルカドとサンチェスは同じ日だが、別の試合だ。