ヤンキースの10連勝は3年連続だが、創設以来、二桁の連勝が皆無の球団もあり…
5月2日、ニューヨーク・ヤンキースは3対2で勝利を収め、4月22日からの連勝を10に伸ばした。過去2シーズンも、ヤンキースは10連勝以上を記録している。2020年は10連勝(9月9日~19日)、2021年は13連勝(8月14日~27日)だ。
その一方で、創設以来、二桁の連勝が一度もないチームもある。マイアミ・マーリンズがそうだ。1993年にフロリダ・マーリンズとしてスタートしたので、球史はそう長くないとはいえ、今シーズン、30年目を迎えた。
マーリンズは、9連勝を5度記録しているが、最初の3度、1996年5月6日~14日、2004年8月27日~9月8日、2006年6月10日~20日は、いずれも10連勝がかかった試合で完封された。4度目の2006年8月20日~29日――シーズン2度目の9連勝――と5度目の2008年9月9日~19日――直近ながら10年以上前――は、それぞれ、次の試合に6対13と2対3で敗れた。どちらも一時はリードしていて、2008年9月20日の試合は、2対3の8回裏に無死二、三塁としながら、そこから3人続けて討ち取られた。
また、フロリダ・マーリンズからマイアミ・マーリンズとなった2012年以降に限ると、最も長いのは7連勝だ。こちらは、2012年5月1日~7日と2016年4月24日~30日に続き、今シーズンの4月23日~30日が3度目。偶然にも、2度目と3度目は、5月1日に連勝が止まった。
なお、最長の連勝が、マーリンズに次いで短いチームは、ワシントン・ナショナルズだ。もっとも、こちらは、モントリオール・エクスポズ時代を含め、10連勝を5度記録している。
ヤンキースの最長は、1947年6月29日~7月17日の19連勝だ。