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鈴木誠也の「デビュー4試合で3本塁打」は日本人選手の最多。大谷翔平と並ぶ

宇根夏樹ベースボール・ライター
鈴木誠也(シカゴ・カブス)Apr 12, 2022(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 開幕4試合目の4月12日、鈴木誠也(シカゴ・カブス)は、2打席続けてホームランを打った。前々日の開幕3試合目に記録した初本塁打に続く、2本目と3本目のホームランだ。

 最初の4試合で3本塁打は、日本人選手の最多。2018年の大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)と並ぶ。大谷の3本塁打は、2試合目から4試合目まで1本ずつ。なお、4月1日の初登板は、野手としては出場していない――アルバート・プーホルス(現セントルイス・カーディナルス)がDHとして出場した――ので、この試合数には含めていない。

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 大谷は、最初の4試合(野手出場)で19打席に立ち、打率.389(18打数7安打)と出塁率.421、7打点、1四球、4三振を記録した。鈴木は、ここまでの17打席で、打率.417(12打数5安打)と出塁率.529、8打点、4四球、5三振に、犠牲フライが1本だ。2人とも、安打も三振も4試合連続。2試合以降の、3試合連続2打点以上も共通する。大谷は、3打点、2打点、2打点。鈴木は、3打点、3打点、2打点だ。ちなみに、大谷の5試合目は、代打として起用され、二塁ゴロに終わった。

 大谷が4本目のホームランを打ったのは、12試合目だ。鈴木は、ここからの7試合でホームランを打つと、大谷よりも少ない試合数で4本塁打となる。

 なお、メジャーリーグ1年目に1試合2本塁打の日本人選手は、鈴木が5人目。その前の4人は、2004年の松井稼頭央、2006年の城島健司、2012年の青木宣親(現・東京ヤクルト・スワローズ)、2018年の大谷だ。城島と大谷は2度ずつ。どちらも、その1度目は2打席連続だった。

ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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