2人のスアレスのすれ違いは「東京ヤクルト→韓国」と「韓国→東京ヤクルト」だけじゃない!?
今オフ、東京ヤクルト・スワローズを退団したアルバート・スアレスは、韓国のサムスン・ライオンズに入団した。一方、アンドリュー・スアレスは、韓国のLGツインズを退団し、東京ヤクルトに入団した。
2人は、メジャーリーグでも投げている。どちらも、サンフランシスコ・ジャイアンツのみ。こちらも、時期は重なっていない。アルバートは2016~17年に計40登板、アンドリューは2018~20年に計56登板だ。
両投手とも、MLB、NPB、KBOの球団に在籍し、そのうち、MLBのジャイアンツとNPBの東京ヤクルトが共通する。ファーストネームのイニシャルは、2人ともAだ。
また、彼らは、恋愛ドラマの主人公たちのように(?)いつもすれ違っていたわけではない。ごく短期間ながら、ジャイアンツ傘下のAAA、サクラメント・リバーキャッツでチームメイトだったことがある。2017年の夏だ。7月12日にA+、7月22日にメジャーリーグで投げたアルバートは、その間の7月18日に、AAAのリバーキャッツで1試合に登板した。アンドリューは、6月半ばにAAからAAAのリバーキャッツへ昇格し、シーズンが終わるまでそこにいた。2人が同じ試合で投げることはなかったが、アンドリューは7月17日に登板している。アルバートが投げた前日だ。
ちなみに、メジャーリーグでホームランを打たれた相手のうち、共通する打者は、ポール・ゴールドシュミット(当時アリゾナ・ダイヤモンドバックス/現セントルイス・カーディナルス)だけだ。アンドリューは、2018年5月11日に、東京ヤクルトでチームメイトになるホセ・オスナにホームランを喫しているが、アルバートは、東京ヤクルトでチームメイトだったオスナとは対戦していない。両投手とも、ドミンゴ・サンタナとの対戦は皆無だ。