これもロックアウトの影響。エンジェルスが配布予定の「大谷翔平グッズ」が…
MLB.comから、選手の写真が消えただけではない。ロックアウトの影響は、こんなところにも出ている。
ロサンゼルス・エンジェルスは、来シーズンに行うホーム・ゲームのうち5試合で、大谷翔平に関連したグッズを配布することにしている。例えば、「スター・ウォーズ・ナイト」の5月27日――対戦相手はブラディミール・ゲレーロJr.のいるトロント・ブルージェイズ――は「オオタニ-ワン・ケノービ・ボブルヘッド」を配る。
言うまでもないが、この人形の名称は、最初の「O」しか合っていないものの、オビ-ワン・ケノービに大谷の名前を引っかけている。ちなみに、かつてニューヨーク・ヤンキースなどで投げたジャバ・チェンバレンなら、もっとぴったり合う。
ただ、ロックアウトに入り、ボブルヘッドの名称は変わった。現時点では「スター・ウォーズ・ボブルヘッド」と表記されている。「オオタニ」の名前を外したということだ。他のグッズも、選手の名前は消えている。人形の写真もなく、エンジェルスのロゴが出ているだけ。一方、選手関連ではないグッズ、4月22日のクーラー・バッグや5月20日のカウベルなどは、写真が載っている。
ロックアウト中は、肖像権の都合上、選手の写真を使えないのはわかるが、それぞれの選手の名前はロースターに出ている。であれば、「オオタニ-ワン・ケノービ・ボブルヘッド」のままでもいいと思うのだが、これも権利関係に抵触するのだろうか。それとも、グレーゾーンなので、安全を期したということなのか。
ロックアウトの終了とともに、名称は元に戻るはずだ。ただ、それがいつになるのかは、わからない。試合が行われなければ、グッズの配布もない。
なお、監督とコーチは、選手会に含まれていないので、これまでどおり、顔写真が出ている。プロスペクトのページは、選手によって異なる。40人ロースターに入っているリード・デトマーズらは写真なし、入っていないサム・バックマンらは写真ありだ。