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今日も10得点以上なら、千葉ロッテは球団最長の「3試合連続二桁得点」に並ぶ

宇根夏樹ベースボール・ライター
レオネス・マーティン/捕手はヤン・ゴームズ Jun 10, 2018(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 千葉ロッテマリーンズは、ここ2試合とも二桁得点を記録している。どちらも16得点だ。4月1日の東北楽天ゴールデンイーグルス戦は16対5、2日の北海道日本ハムファイターズ戦は16対4で勝利を収めた。

 3日の北海道日本ハム戦でも10点以上を挙げると、1979年8月12日~14日、2005年7月31日~8月3日、2008年6月14日~17日に続き、球団最長の「3試合連続二桁得点」となる。【追記:4/3】レギュラーシーズンはこの3度だが、ツイッターに書いてくださった方のおっしゃるとおり、2005年の日本シリーズ第1戦~第3戦も3試合連続二桁得点。

 3度目の「3試合連続二桁得点」の後、この最長記録にリーチをかけたのは、見落としがなければ、今回が7度目だ。それまでの6度、2008年7月4日~5日、2008年7月19日~20日(19日は10対17で黒星)、2010年4月3日~4日、2015年5月9日~10日、2018年5月11日~12日、2019年9月9日~10日のそれぞれ「3試合目」は、6得点が3試合、2得点が2試合。無得点が1試合。2勝4敗だ。2008年7月6日の試合は、6点を挙げたものの、7点を取られた。

 ここ2試合のヒットは、5本の中村奨吾(1本と4本)が最も多い。ホームランはレオネス・マーティンの2本(2試合連続)、打点は安田尚憲の9打点(5打点と4打点)が最多だ。安田の4安打の内訳は、二塁打3本とホームラン1本。いずれも長打の4本――こちらも最多――で計7打点を挙げ、他に2本の内野ゴロでも打点を記録した。

 安田に次ぐ4打点は、中村とブランドン・レアードの2人。レアードの安打はホームランの1本しかないが、犠牲フライを2本打っている。また、マーティンと並ぶ3打点の田村龍弘は、3安打がすべてタイムリー・ヒットだ。

 なお、連続二桁得点のプロ野球最長は4試合。1951年の読売ジャイアンツ、1998年の福岡ダイエーホークス、2003年の日本ハムファイターズが記録している。

ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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