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丸佳浩と鈴木誠也と横浜DeNAの選手。セ・ベストナインの外野手は5年続けてこの3人

宇根夏樹ベースボール・ライター
筒香嘉智(タンパベイ・レイズ)(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 2018年まで広島東洋カープでともにプレーしていた2人、丸佳浩(読売ジャイアンツ)と鈴木誠也(広島東洋)は、5年続けてベストナインに選ばれている。また、この5年とも、セ・リーグのあと1人の外野手は、横浜DeNAベイスターズの選手だ。

 外野手Aと外野手Bに球団Cの外野手が5年続いた例は、2016~2020年のセ・リーグ以外には見当たらない。おそらく、見落としはないはずだ。

 ここ5年に受賞した横浜DeNAの外野手は、2016~17年が筒香嘉智(現タンパベイ・レイズ)、2018~19年がネフタリ・ソト、2020年は佐野恵太だ。筒香は2015年もベストナインに選ばれているので、横浜DeNAの外野手による受賞は6年連続となる。ちなみに、2015年の他2人は、阪神タイガースの福留孝介と中日ドラゴンズの平田良介だった。来シーズン、彼らはチームメイトとしてプレーする。なお、丸は2014年に受賞したが、2015年は7位(5票)に終わった。

筆者作成
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 現在、丸は31歳、鈴木は26歳だ。丸は来年4月に32歳の誕生日を迎えるが、2人とも、来シーズンもベストナインに選ばれ、ストリークを6年に伸ばしてもおかしくない。

 横浜DeNAの場合、2020年に4位(128票)の梶谷隆幸がFAとなって読売へ移ったこともあり、外野の布陣は確定していないが、ブレイクした佐野は、鈴木と同じ26歳。2020年は65試合の出場にとどまったタイラー・オースティン(29歳)も、健康に過ごすことができれば、どのポジションかはさておき、ベストナインの可能性は十分にある。それについては、「来シーズンは本塁打王!? 横浜DeNAのオースティンが記録した「量産ペース」は両リーグ1位」で書いたとおりだ。

ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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