周東佑京の「8試合連続盗塁」と福本豊の「11試合連続盗塁」の間には、福岡ソフトバンクの「球団記録」も

福本豊 1977(写真:岡沢克郎/アフロ)

 10月24日、3回裏にヒットで出塁した周東佑京(福岡ソフトバンクホークス)は、そこから二盗を成功させた。10月16日にスタートした盗塁の連続試合を8に伸ばした。

 このストリークの最長記録は、福本豊が持っている。11試合連続だ。1969~88年に阪急ブレーブスでプレーした福本は、1971年と1974年にそれを記録した。どちらも春。最初は4月から5月にかけて、2度目は4月上旬から下旬までだった。ちなみに、福本の通算1065盗塁は、歴代2位の広瀬叔功よりも469盗塁多い。

 福本のストリークには及ばなかったものの、1995年には、緒方孝市が9月から10月にかけて10試合連続盗塁を記録している。こちらは、1988~2009年に広島東洋カープでプレーし、歴代39位の通算268盗塁を決めた。

 10試合以上にわたって盗塁を記録し続けた選手は、この2人しかいない。

 ただ、周東は、福岡ソフトバンクの球団記録にはまだ届いていない。あと1試合が必要だ。南海ホークス時代の1973年に、島野育夫が9試合連続盗塁を記録した。そのスタートは、前半戦最後の7月8日。ストリークが止まったのは、8月5日だった。

 島野は、1963~80年に、中日ドラゴンズ、南海、阪神タイガースの3球団でプレーし、歴代43位タイの通算251盗塁。9試合連続盗塁の1973年は、キャリアハイの61盗塁――他のシーズンはいずれも30盗塁以下――を決めたが、タイトルは獲得できなかった。パ・リーグの盗塁王は、1970年から1982年まで福本が独占。1973年は95盗塁を決め、2位の島野(61盗塁)と3位の梅田邦三(33盗塁)の合計を1盗塁上回った。