サイ・ヤング賞投票でランクインした日本人投手たち。最高位はダルビッシュの2位。岩隈は3位、野茂は4位

ダルビッシュ有(シカゴ・カブス)Aug 18, 2020(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 今シーズン、ダルビッシュ有(シカゴ・カブス)は、サイ・ヤング賞を受賞するかもしれない。2登板目以降は、6試合とも6イニング以上を投げて1失点以下。防御率1.47は、9月2日の時点でリーグ・ベストだ。

 サイ・ヤング賞に選ばれた日本人投手は、まだ一人もいない。最高位は、ダルビッシュ(2013年)のア・リーグ2位。この年は、岩隈久志(現・読売ジャイアンツ)と上原浩治も票を得て、同じくア・リーグの3位と7位にランクインした。ただ、3人のポイントを合計しても、受賞したマックス・シャーザー(現ワシントン・ナショナルズ)の203ポイントには及ばなかった。

 現在、サイ・ヤング賞は、30人の記者によって選ばれている。各チームをカバーする、ビート・ライターが2人ずつだ。それぞれの記者が1位から5位までの投手を挙げ、1位は7ポイント、2位は4ポイント、3位は3ポイント、4位は2ポイント、5位は1ポイントとして計算される。1位票の数ではなく、ポイントの多い投手が受賞する。

筆者作成
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 日本に限らず、アジア出身のサイ・ヤング賞投手も皆無だが、投票2位はダルビッシュだけではない。台湾出身のチェンミン・ワン(王建民)は、2006年にア・リーグ2位。韓国出身のヒョンジン・リュ(柳賢振/現トロント・ブルージェイズ)は、昨シーズン、ナ・リーグ2位にランクインした。

 もっとも、7年前のダルビッシュもそうだったが、ワンとリュも僅差でサイ・ヤング賞を逃したわけではない。2006年のア・リーグは、28人の記者全員がヨハン・サンタナを1位に挙げた。昨シーズンのナ・リーグは、ジェイコブ・デグローム(ニューヨーク・メッツ)が30人中29人の1位票を得た。リュを1位とした記者は、サザン・カリフォルニア・ニューズ・グループのマーク・ウィッカーしかいなかった。ドジャースのビート・ライターの一人だ。

 なお、2013年のダルビッシュは、1位票を得ていない。30人中28人がシャーザーを1位とし、残る2人はそれぞれ、アニバル・サンチェス(現ワシントン・ナショナルズ)とクリス・セール(現ボストン・レッドソックス)を挙げた。