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テーブルの脚で打とうとした打者◆14年ぶりの三塁◆球宴3失策…【7月15日のMLB】

宇根夏樹ベースボール・ライター
ダン・アグラ June 11, 2008(写真:ロイター/アフロ)

◆2008年7月15日

フロリダ・マーリンズのダン・アグラが、オールスター・ゲームで3失策を犯す。史上初。6回裏から二塁を守り、10回裏に先頭打者の打球を弾き、続く打者の打球をトンネル。13回裏にもエラーを重ねた。打席でも、三振、併殺打、三振、三振。アグラはその前後にもオールスター・ゲームに1度ずつ選出。2006年は試合に出場しなかったが、2012年は内野安打で打点を挙げ、失策はなかった。

◆2007年7月15日

フィラデルフィア・フィリーズが、通算1万敗に到達する。史上初。この年、フィリーズは14年ぶりに地区優勝。そこから2011年まで、5年続けて地区を制した。

◆1999年7月15日

シアトル・マリナーズの本拠地、セーフコ・フィールドで最初の試合が行われる。サンディエゴ・パドレスのエリック・オーウェンスが、ジェイミー・モイヤーから球場初安打を記録した。初本塁打は、3試合目の7月17日。マリナーズのラス・デービスが、ウッディ・ウイリアムズから打った。マリナーズのセーフコ・フィールド初勝利は7月17日。

◆1996年7月15日

ボルティモア・オリオールズのカル・リプケンJr.が、「3番・三塁」として出場する。遊撃以外を守るのは、1982年7月8日以来。この試合は、8回裏に遊撃から三塁へ移った。遊撃以外の先発出場は、1982年6月30日の「6番・三塁」を最後に途絶えていた。1982年6月30日に遊撃を守ったのはレン・サカタ、1996年7月15日はマニー・アレクサンダー

◆1973年7月15日

デトロイト・タイガースのノーム・キャッシュが、テーブルの脚を持って打席に入る。9回裏、2死走者なし。マウンドにはカリフォルニア・エンジェルスのノーラン・ライアンがいて、それまでに17三振を奪い、2度目のノーヒッターに迫っていた。球審のロン・ルチアーノに咎められ、バットを手にしたキャッシュは、内野フライに仕留められた。

 7月14日のMLBは、こちら。

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ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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