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29歳で引退してゴルファーに◆これこそ究極のグランドスラム◆監督2500勝…【6月21日のMLB】

宇根夏樹ベースボール・ライター
アラン・トラメル(左)とウーゲット・ウービナ February 26, 2005(写真:ロイター/アフロ)

◆2009年6月21日

セントルイス・カーディナルスのトニー・ラルーサ監督が、通算2500勝に到達する。ジョン・マグロー(2763勝)とコニー・マック(3731勝)に続く、史上3人目。その後、ラルーサは228勝を積み上げた。ラルーサの翌年には、ボビー・コックス監督も2500勝(2010年9月25日)。こちらは、そこからプラス4勝。

◆1988年6月21日

デトロイト・タイガースのアラン・トラメルが、3点ビハインドの2死満塁で打席に入り、カウント3-2からの6球目をホームランとする。9回裏を迎えた時点では5点差だったが、トラメルの直前にルー・ウィティカールイス・サラザーが続けて押し出し四球を選び、究極のグランドスラムをお膳立てした。

◆1971年6月21日

クリーブランド・インディアンズのケン・ハレルソンが、引退してプロ・ゴルファーになることを発表する。当時29歳。前日に「5番レフト」として出場したのが、最後の試合となった。ハレルソンは1968~69年に2年続けて30本塁打以上を記録し、1968年は打点王を獲得した。

◆1964年6月21日

フィラデルフィア・フィリーズのジム・バニングが、完全試合を達成する。バニングとバッテリーを組んでいたガス・トリアンドスは、両リーグでノーヒッターの投球を受けた史上初の捕手となった。ボルティモア・オリオールズ時代の1958年9月20日に、ホイト・ウィルヘルムがノーヒッターを達成した試合でマスクをかぶっていた。バニングのノーヒッターは、デトロイト・タイガースの1958年7月20日に続く2度目。こちらの両リーグ達成は、史上2人目。1人目はサイ・ヤング

 6月20日のMLBは、こちら。

80歳で監督就任◆兄弟の投げ合いに父と母は◆二塁手最長の34試合連続安打…【6月20日のMLB】

ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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