開幕戦で8連敗中のオリックスは、打てなかったのか、打たれたのか。福岡ソフトバンクと阪神は3連勝中

西勇輝 NOVEMBER 15, 2014(写真:アフロスポーツ)

 2010年を最後に、オリックス・バファローズは開幕戦で勝っていない。2011年は引き分け。2012年から昨年まではすべて敗れている。現在、パ・リーグで開幕戦の連敗が継続しているのは、8連敗中のオリックスだけだ。セ・リーグでは中日ドラゴンズと読売ジャイアンツが連敗中だが、それぞれ3連敗と2連敗に過ぎない。

 オリックスが記録している8連敗のうち、最初の7敗はいずれも2点差以内だった。昨年の黒星も、最終的なスコアは4点差ながら、9イニングを終えた時点では同点。この8試合中、延長戦は半数の4試合に上る。引き分けの2011年も含めると、9試合中5試合だ。

筆者作成
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 8試合の合計得点は19。これは12球団で最も少なく、それに次ぐ中日でも24得点を挙げている。パ・リーグのワースト2位は千葉ロッテマリーンズの27得点なので、オリックスとの差は8点だ。パ・リーグの5球団とも、1試合の平均得点はオリックスよりも1点以上多く、北海道日本ハムファイターズ(37得点)と福岡ソフトバンクホークス(35得点)は2点以上となる。

 一方、オリックスの合計失点は33。こちらはパ・リーグ・ワーストの北海道日本ハム(36失点)よりも少なく、東北楽天ゴールデンイーグルス(32失点)とも1点しか違わない。ちなみに、過去8年の開幕戦における合計失点が最も少ないのは、22失点の福岡ソフトバンクと東京ヤクルトスワローズだ。

 また、過去8年のオリックスの開幕投手は、いずれも5イニング以上を投げて自責点3以下。合計の防御率は3.02だ。それに対し、ブルペンの防御率は4.91だが、延長戦に入ってからのイニングを除くと、防御率は1.23となる。

 やはり、オリックスが開幕戦で負け続けている最大の要因は、得点の少なさだろう。

 なお、過去10年における、各球団の開幕戦のスコアと開幕投手は、以下のとおり。福岡ソフトバンクと阪神タイガースは3連勝中だが、どちらも今年の開幕戦は、前年と違う投手が先発マウンドに上がる。東浜巨は初の開幕投手。西勇輝はオリックス時代の2018年に続く2度目。2年前は福岡ソフトバンクを相手にゼロを7つ並べたが、8回裏に、ヒット、送りバント、四球、ヒットで満塁となった後、柳田悠岐に二塁打を打たれた。

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 開幕戦の連勝・連敗ではなく、シーズン全体の勝ち越しと負け越しのストリークについては、こちらで書いた。

勝ち越しを4年以上続けているのは、福岡ソフトバンクだけ。中日とオリックスは5年以上続けて負け越し