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日本人選手初のサイクル安打◆2度目の完全試合◆2人の背番号「3」が欠番に…【6月13日のMLB】

宇根夏樹ベースボール・ライター
テリー・コリンズ(手前)とテッド・バレット OCT 20, 2015(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

◆2019年6月13日

ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平が、サイクル・ヒットを達成する。ホームラン、二塁打、三塁打、シングル・ヒットの順に打った。日本人メジャーリーガーでは初。あと1種類の安打が出ればサイクル・ヒットだった日本人メジャーリーガーについては、「サイクル安打にリーチをかけた日本人メジャーリーガーは10人。大谷翔平は2度目のリーチで達成」で書いた。

◆2012年6月13日

テッド・バレットが、完全試合で球審を2度務めた史上初の審判となる。1度目は、1999年7月18日にデビッド・コーンが達成。この日は、サンフランシスコ・ジャイアンツのマット・ケインが成し遂げた。この2ヵ月前、2012年4月21日にシカゴ・ホワイトソックスのフィリップ・ハンバーが完全試合を達成した時、バレットは三塁の塁審を務めていた。

◆2003年6月13日

ニューヨーク・ヤンキースのロジャー・クレメンスが、通算300勝目を挙げる。5月21日に299勝としてから、足踏みが3登板続いた。この試合の2回表には、通算4000奪三振にも到達した。300勝&4000奪三振は、スティーブ・カールトン(329勝&4136奪三振)とノーラン・ライアン(324勝&5714奪三振)に続く3人目。その後、ランディ・ジョンソンも加わった。クレメンスは354勝&4672奪三振、ランディは303勝&4875奪三振。

◆1948年6月13日

ニューヨーク・ヤンキースが、ベーブ・ルースの背番号「3」を永久欠番とする。ヤンキー・スタジアムで行われたセレモニーには、ピンストライプのユニフォームを着たルースも登場。この2ヵ月後、8月16日に死去した。53歳。46年後の6月13日(1994年)には、アトランタ・ブレーブスがデール・マーフィーの背番号「3」を永久欠番とした。

 6月12日のMLBは、こちら。

薬物でトリップしながらノーヒッター◆初打席に初球を打って満塁本塁打…【6月12日のMLB】

ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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