6月に大谷翔平よりもホームランを打っている選手はいるのか。昨年は15本。2021~23年は平均11本
昨シーズン、大谷翔平(当時ロサンゼルス・エンジェルス/現ロサンゼルス・ドジャース)は、6月に15本のホームランを打った。その前の2シーズンは、2021年6月が13本塁打、2022年6月は6本塁打。過去3度の6月に記録したホームランは計34本、平均11.3本だ。
2023年6月の15本塁打は、両リーグで最も多かった。大谷に次ぐ、マット・オルソン(アトランタ・ブレーブス)とルイス・ロバートJr.(シカゴ・ホワイトソックス)とは、4本の差があった。
ただ、2021年6月の13本塁打は、トップではなかった。この月、カイル・シュワーバー(当時ワシントン・ナショナルズ/現フィラデルフィア・フィリーズ)は、16本のホームランを打った。
シュワーバーは、2022年6月の12本塁打もトップ。2023年6月は、8本塁打を記録した。過去3度の6月に打ったホームランは計36本、平均12.0本なので、大谷を上回る。
とはいえ、過去3シーズンにおける、6月の平均本塁打が10本以上は、シュワーバーと大谷だけだ。2021年以降、6月に10本塁打以上が2度も、この2人しかいない。
なお、大谷の月間本塁打トップ5――3月と4月、9月と10月はそれぞれを合わせて1ヵ月とする――は、2023年6月の15本と2021年6月の13本に、2019年6月、2021年7月、2023年7月の各9本だ。
シュワーバーは、2021年6月の16本と2022年6月の12本の他に、10本塁打以上の月が4度ある。2022年の7月と9・10月、2023年の8月と9・10月に、それぞれ10本のホームランを打っている。
今シーズンのホームランは、大谷が3・4月と5月に7本ずつ、シュワーバーは3・4月が8本、5月は3本だ。ドジャースもフィリーズも、5月はあと1試合を残している。