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5月に4本塁打以上はセ・パ合わせて9人。横浜DeNAに復帰した筒香嘉智は4本塁打

宇根夏樹ベースボール・ライター
筒香嘉智 Mar 12, 2024(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 5月に4本以上のホームランを打った選手は、3・4月と同じく9人だった。3月と4月、9月と10月は、それぞれを合わせて1ヵ月としている。3・4月と5月のどちらも、4本塁打以上は、セ・リーグが5人、パ・リーグは4人だ。

筆者作成
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 2ヵ月続けて4本塁打以上は、5本と7本の村上宗隆(東京ヤクルト・スワローズ)、4本と6本の岡本和真(読売ジャイアンツ)、6本と6本の山川穂高(福岡ソフトバンク・ホークス)の3人しかいない。

 3・4月に4本塁打以上のあと6人は、いずれも、5月のホームランが3・4月の半数以下にとどまった。セ・リーグは、細川成也(中日ドラゴンズ)が6本→2本、森下翔太(阪神タイガース)が5本→0本、ホセ・オスナ(東京ヤクルト)は5本→1本。パ・リーグは、レアンドロ・セデーニョ(オリックス・バファローズ)が5本→2本、グレゴリー・ポランコ(千葉ロッテ・マリーンズ)が5本→1本、近藤健介(福岡ソフトバンク)は4本→2本と推移している。

 この6人が5月に記録したホームランは、合計しても二桁に届かない。また、6人中、5月9日以降にホームランを打ったのは、2人だけだ。ポランコが15日に1本、近藤は17日と18日に1本ずつなので、19日以降は6人で計0本ということになる。

 それでも、細川のシーズン8本塁打は、セ・リーグ3位に位置している。シーズン7本塁打のセデーニョは、中村剛也(埼玉西武ライオンズ)と並び、12本塁打の山川に次ぎ、パ・リーグで2番目に多い。

 一方、末包昇大(広島東洋カープ)と筒香嘉智(横浜DeNAベイスターズ)は、5月に開幕(一軍シーズン初出場)を迎え、ここまでに4本のホームランを打っている。末包は、5月19日(出場8試合目)から29日までの9試合で4本塁打だ。

 なお、岡本は、昨年5月以降、7ヵ月続けて4本塁打以上を記録している。各月の本数の推移は、9本→7本→4本→12本→7本に、オフを挟み、4本→6本だ。村上は、このスパンにおいて、昨年6月が3本塁打だが、あとの6ヵ月は5本塁打を下回ったことがない。こちらは、7本→3本→7本→5本→7本、5本→7本だ。昨年の3・4月は、2人とも2本塁打だった。

 ちなみに、昨年5月に4本塁打以上の選手は、両リーグ合わせて20人を数えた。一昨年5月の4本塁打以上は、19人だ。

 昨年5月のホームランについては、こちらで書いた。

「5月の最多ホームランは岡本和真の9本。パ・リーグは万波中正と浅村栄斗の7本。月間本塁打ランキング」

ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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