「ミラクル・メッツ」の幕開け◆10代のホームラン◆1日6本のグランドスラム…【5月21日のMLB】
◆2018年5月21日
ワシントン・ナショナルズのホアン・ソトが、メジャーリーグで初めてホームランを打つ(写真)。10代の選手によるホームランは、2012年のブライス・ハーパー以来。ハーパーが生まれたのは1992年10月16日、ソトは1998年10月25日。ソトが打った試合には、ハーパーもチームメイトとして出場していた。なお、5月15日の試合に記録されているソトのホームランは、6月18日に打ったもの。雨天中断となり、1ヵ月後に続きが行われた。ソトは5月20日にメジャーデビューした。
◆2000年5月21日
1日に6本のグランドスラム(満塁本塁打)が飛び出す。それまでの最多は、前年8月9日の5本だった。打ったのは、J.T.スノー、ジェイソン・ジアンビ、エイドリアン・ベルトレー、ショーン・グリーン、ブライアン・ハンター、ギャレット・アンダーソン。前年の5人とは、まったく重なっていない。6人中、ベルトレーとグリーンはロサンゼルス・ドジャースのチームメイト。彼ら以外は、それぞれ違う試合で打った。1999年の1日5本も、試合は別。こちらは、マイク・ロー、ホゼ・ビドロ、バーニー・ウィリアムズ、フェルナンド・タティース、ジェイ・ビューナー。
◆1997年5月21日
クリーブランド・インディアンズのジム・トーメイが、本盗を決める。通算612本塁打の一方で、盗塁は19。本盗はこの1度きりだった。単独ではなく、ダブル・スティール(重盗)。4回裏2死一、三塁の場面で、一塁走者のフリオ・フランコがスタートを切った。この試合で両チームが挙げた得点は、他になかった。
◆1969年5月21日
ニューヨーク・メッツが、勝率.500(18勝18敗)とする。開幕から10試合目以降の借金ゼロは、創設8年目にして初。翌日から5連敗を喫したが、そこから11連勝と巻き返し、9月24日に96勝目を挙げて初の地区優勝を飾った。100勝62敗。「ミラクル・メッツ」はポストシーズンでも、アトランタ・ブレーブスとボルティモア・オリオールズを下して頂点に立った。
5月19日20日のMLBは、こちら。