ベッツや前田健太らのトレードは成立しても、今度はそれに続くトレードがキャンセルに!?
ムーキー・ベッツや前田健太らが動くトレードは、新たな選手や要素を加え、どうやら成立しそうだ。それについては「ベッツや前田健太のトレードは「改訂版」で成立へ。新たな要素が加わり、移籍先が変わった選手も」で書いた。
ところが、今度はそれに伴うトレードが暗礁に乗り上げた。
ドジャースはベッツを獲得し、同じ外野手のジョク・ピーダーソンをロサンゼルス・エンジェルスへ放出するはずだった。このトレードについて、両球団は合意に達していた。だが、それが一転してキャンセルになるという。ジ・アスレティックのケン・ローゼンタールが報じている。
こちらは、選手の健康状態ではなく、エンジェルスのオーナーであるアルトゥーロ・モレノが理由らしい。MLBネットワークのジョン・ヘイマンによると、ベッツのトレードがなかなか決まらず、それによってピーダーソンのトレードも成立せずに待たされていることに、モレノは不快感を抱き、怒っていたという。
ドジャースにとっては一連の動きであるものの、これらはそれぞれ別のトレードだ。しかも、エンジェルスはベッツのトレードにはまったく関わっていない。
当初の話では、ドジャースがルイス・レンヒーフォともう1人を獲得し、エンジェルスはピーダーソンとロス・ストリップリング、アンディ・ペイジズを得ることになっていた。計5人のうち4人は、モレノの怒りが鎮まって再びゴーサインが出れば別だが、移籍することなく開幕を迎えそうだ。ただ、ピーダーソンは、ドジャース(とエンジェルス)以外のユニフォームを着る可能性も十分にある。ドジャースには、外野を守れる選手が多い。ピーダーソン、ベッツ、コディ・ベリンジャー、A.J.ポロックの他にも、内外野をこなす3人、クリス・テイラー、キーケー・ヘルナンデス、マット・ビーティがいる。