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日本人投手から最もホームランを打っているメジャーリーガーは…

宇根夏樹ベースボール・ライター
アルバート・プーホルス(左)とコール・カルフーン Sep 21, 2019(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 昨シーズン、ロサンゼルス・エンジェルスのコール・カルフーン(現アリゾナ・ダイヤモンドバックス)は、田中将大(ニューヨーク・ヤンキース)と菊池雄星(シアトル・マリナーズ)から、それぞれ2本のホームランを打った。どちらも1試合2本ではなく、田中からのホームランは4月25日と9月19日、菊池からは5月30日と7月14日だ。田中がエンジェルス戦で投げたのは、この2試合だけ。被本塁打は計3本だった。菊池は5登板で被本塁打8本だが、そのうち、2本以上を打たれた相手はカルフーンしかいなかった。

 この4本を含め、カルフーンが日本人投手から打ったホームランは通算9本。歴代トップ10にはランクインしておらず、現役選手に限っても、上には、14本のアルバート・プーホルス(現エンジェルス)、11本のエドウィン・エンカーナシオン(現シカゴ・ホワイトソックス)とエバン・ロンゴリア(現サンフランシスコ・ジャイアンツ)の3人がいる。

筆者作成
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 ただ、カルフーンのホームランは、通算140本の6.4%が日本人投手からだ。この割合は、極めて高い。日本人投手を相手に通算8本塁打以上の25人中、カルフーンに次ぐのは、ブランドン・モスの5.0%。他の23人はいずれも3.8%未満だ。また、カルフーンが複数のホームランを打った日本人投手は4人を数え、プーホルスの5人に次ぎ、アレックス・ロドリゲスジェロミー・バーニッツに並ぶ。

 なお、カルフーンが対戦したことのある日本人投手は、4人ではなく5人いる。前田健太からは、ホームランどころかヒットも打っていない。9打数0安打(2四球)だ。前田がミネソタ・ツインズに移籍すると、カルフーンが入団したダイヤモンドバックスとの対戦は7月20~22日の3試合だが、ロサンゼルス・ドジャースに残留すれば、対戦機会はグッと増えそうだ。ともにナ・リーグ西地区のドジャースとダイヤモンドバックスは、19試合で顔を合わせる。

ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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