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来シーズンの埼玉西武vs読売は「ベイビー・シャーク」の競演!?

宇根夏樹ベースボール・ライター
ヘラルド・パーラ Oct 15, 2019(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 読売ジャイアンツが、ヘラルド・パーラと契約したことを発表した。今シーズン、パーラはワシントン・ナショナルズで、「ベイビー・シャーク」を登場曲(ウォークアップ・ソング)としていた。

 一方、埼玉西武ライオンズでは、森友哉が同じ曲を登場曲に使っていた。パーラは6月、森は7月からなので、パーラの方が少し早い。スポーティング・ニューズのジョーダン・グリアーらによると、スランプ脱出のため、娘のお気に入りの曲を採用したという。

 2人の登場曲がかぶるのは、一向に差し支えないと思う。例えば、メタリカの「エンター・サンドマン」はマリアーノ・リベラの登場曲として有名だが、同じくクローザーだったビリー・ワグナーも、同じ曲が流れるなか、ブルペンからマウンドへ向かった。

 彼らは年齢も近く、2000年代の後半には、どちらもニューヨークに本拠を置く球団でクローザーを務めた。リベラはキャリアを通してニューヨーク・ヤンキース一筋に過ごし、ワグナーは2005年のオフに4年4300万ドルでニューヨーク・メッツと契約。2006~08年の3シーズンは、リベラが計103セーブ、ワグナーは計101セーブを挙げた。

ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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