秋山、筒香、菊池、山口が揃い踏みすれば、同じシーズンに日本人選手4人がメジャーデビューは8年ぶり
来シーズンは、4人の日本人選手が一気にメジャーデビューする可能性がある。筒香嘉智、菊池涼介、山口俊の3人はポスティング・システムを利用し、秋山翔吾はFAとして、メジャーリーグ移籍をめざす。
これまで、同じシーズンに4人以上の日本人メジャーリーガーが誕生したのは6度。最後は、青木宣親、川崎宗則、ダルビッシュ有、岩隈久志がデビューした2012年だ。秋山、筒香、菊池、山口が揃い踏みすれば、8年ぶり7度目となる。2007年と2008年は、それぞれ5人がデビューした。
メジャーリーグ移籍が実現するかどうかはまだわからないが、今回の場合、山口を除く3人は野手だ。野手3人がデビューしたシーズンは、過去にない。2人が最も多く、2001年の新庄剛志とイチロー、2005年の井口資仁と中村紀洋、2012年の青木と川崎がそうだ。
また、今シーズンのメジャーリーグでは、イチロー、ダルビッシュ、田中将大、前田健太、大谷翔平、平野佳寿、菊池雄星の7人がプレーした。イチローは日本開幕シリーズを最後に引退したが、オフにFAとなった平野を含む6人は、来シーズンもメジャーリーグでプレーするだろう。そこに4人が加わると、来シーズンの日本人メジャーリーガーは10人になる。
1シーズンに二桁の日本人選手がメジャーリーグでプレーしたのは、2015年の10人が最後だ。2002~05年と2007~15年はいずれも二桁。2008年と2009年は、全員が同じ顔ぶれではないものの、それぞれ18人を数えた。