0勝2敗からの日本シリーズ優勝は過去9度。今年の両監督はそれを2度ずつ経験している

原辰徳 DECEMBER 17, 2014(写真:Rodrigo Reyes Marin/アフロ)

 日本シリーズの第1戦と第2戦は、福岡ソフトバンクホークスが読売ジャイアンツに連勝した。シリーズが2勝0敗/0勝2敗となるのは、引き分けの有無を問わず、37度目だ(70シリーズの52.9%)。これまでの36度のうち、2勝0敗からの優勝は27度、0勝2敗からの優勝は9度。この割合をそのまま今年の両チームに当てはめると、福岡ソフトバンクが優勝する確率は75.0%、読売は25.0%となる。

筆者作成
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 福岡ソフトバンクの工藤公康監督が采配を振った4度の日本シリーズ中、2勝0敗としたのは今年が3度目だ。2015年と2017年も、今年と同じくホームで連勝した。昨年の1勝1敗(1分)を含め、工藤監督はどのシリーズでも優勝している。

 一方、読売の原辰徳監督が0勝2敗とされたのは、6度目の今年が初めて。過去5度のうち、2002年と2012年は2勝0敗(どちらも優勝)、2008年(敗退)と2009年(優勝)、2013年(敗退)は、2試合を終えて1勝1敗だった。

 なお、2人とも、監督時代ではないが、0勝2敗からの日本シリーズ優勝を2度ずつ経験している。工藤の1度目は1986年、原は1989年だ。工藤は第2戦に先発し、7回2失点で黒星を喫した後、リリーフとして第5戦と第6戦、第8戦に登板。それぞれ、3イニング、3イニング、2イニングを無失点に封じて1勝2セーブを挙げ、シリーズMVPに選ばれた。原は7試合で22打数2安打ながら、第5戦はウォーレン・クロマティが敬遠四球で歩かされた直後に満塁本塁打を打ち、第7戦は2ラン本塁打を記録した。

 2度目は、ともに2000年だ。ただ、1度目のような華々しい場面はなかった。工藤の登板は第1戦の先発だけ。7回3失点で、自身に黒星はつかなかったが、7回表に同点とされた。原は1995年を最後に選手生活を終え、当時はコーチを務めていた。