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エンジェルスに「二刀流選手」が8人揃う!? 大谷翔平とウォルシュと……

宇根夏樹ベースボール・ライター
ジャレッド・ウォルシュ(中央の背番号「25」) May 25, 2019(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 ロサンゼルス・エンジェルスには、二刀流選手が多い。

 昨シーズン、大谷翔平は投手としてもDHとしてもプレーした。トミー・ジョン手術を受け、今シーズンはDHに専念しているが、来シーズンは再び二刀流に戻る予定だ。今シーズン、5月15日に一塁手としてメジャーデビューしたジャレッド・ウォルシュは、6月8日にAAAへ戻されるまでに、一塁出場11試合の他、マウンドに2度上がった。AAAでは、一塁手と投手だけでなく、外野手も務めている。

 同じくAAAにいるケイレブ・カワートも、内外野を守るのに加え、今シーズンは登板もしている。カワートは野手としてメジャーリーグで162試合(2015~18年)に出場しているが、投手としてはまだメジャーデビュー前だ。

 現在、AAでプレーしているボー・ウェイは、昨シーズンから外野手と投手の二刀流となった。昨年のドラフトで5巡目・151位指名を受けたウィリアム・イングリッシュは、DHと投手の二刀流だ。昨シーズンはルーキーリーグの出場30試合ともDHだったが、野手に専念するという報道は出ていない(今シーズンは野手も投手も出場なし)。

 さらに、今年のドラフトで、エンジェルスは二刀流選手を3人指名した。4巡目・全体121位のエリック・リベラ、30巡目・全体901位のアンドルー・バッシュ、31巡目・全体931位のスペンサー・ジョーンズがそうだ。エンジェルスは彼らを含め、ゲーム・ノーツに「組織内に8人の2ウェイ・プレーヤーを擁する可能性がある」と記している。

筆者作成
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 ロサンゼルス・タイムズのマリア・トーレスは、今月発表した記事のなかで「両方のポジションでプレーする機会を求めているんだ。エンジェルスはそれを与えてくれる」というリベラのコメントを紹介している。また、デザート・サンのシャッド・パワーズによると、バッシュはエンジェルスのファンで、2002年にエディソン・フィールド(現エンジェル・スタジアム)でワールドシリーズ第7戦を観戦したという。エンジェルスがサンフランシスコ・ジャイアンツを下し、優勝した試合だ。エンジェルスのワールドシリーズ進出は、今のところ、この年以外にない。

ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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