イチローと同じ年のデビューと引退に加え、殿堂入りも同時!?

イチロー(左)とCC・サバシア JULY 1, 2010(写真:ロイター/アフロ)

 4月13日、CC・サバシア(ニューヨーク・ヤンキース)がシーズン最初のマウンドに上がる。彼にとっては、ラストシーズンの幕開けだ。2ヵ月前、スプリング・トレーニングの施設で、サバシアは家族揃って会見を開き、今シーズン限りの引退を表明した。

 イチローアルバート・プーホルス(現ロサンゼルス・エンジェルス)と同じく、サバシアは2001年にメジャーデビューした。初登板は4月8日。イチローとプーホルスの初出場は、その6日前だった。2001年にデビューした199人のうち、昨シーズンもメジャーリーグでプレーしたのは、この3人しかいない。プーホルスの10年契約は2021年まで続くが、イチローとサバシアは、同じ年に選手としてのキャリアを終える。

 サバシアは、250勝と3000奪三振に迫っている。史上46人目と17人目――ベースボール・リファレンス版では48人目と17人目――のマイルストーンまでは、あと4勝と14奪三振だ。両方を達成すれば、14人目となる。250勝&3000奪三振以上の13人中、ロジャー・クレメンス(354勝&4672奪三振)を除く12人は殿堂に迎え入れられた。また、サバシアの先発538登板と3470.0イニング、246勝と2986奪三振(と1060与四球)は、いずれも21世紀以降では最も多い。殿堂入りの可能性は大いにありそうだ。

 ただ、イチローは最初の投票で75%以上の票を得て、2025年に殿堂入りするだろうが、サバシアはそうならないかもしれない。例えば、7月に殿堂入りするマイク・ムシーナは、6度目の投票で75%を上回った。得票率は、20.3%→24.6%→43.0%→51.8%→63.5%→76.7%と推移した。ムシーナとサバシアの違いは、投の左右だけではないが、通算成績はよく似ている。また、キャリアの後半をヤンキースで過ごしたことも、2人は共通する。ムシーナのヤンキース在籍は2001年から2008年まで。サバシアは2009年からだ。

筆者作成
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 サバシアの殿堂入りは、イチローではなくプーホルスと同時か、2001年にデビューした3人のなかでは最後になってもおかしくない。