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青木は日米通算2000安打をダルビッシュから打つか。残りは2本、対戦は明後日

宇根夏樹ベースボール・ライター
青木宣親(ヒューストン・アストロズ)Jun 9, 2017(写真:USA TODAY Sports/アフロ)

青木宣親(ヒューストン・アストロズ)は、日米通算2000安打をダルビッシュ有(テキサス・レンジャーズ)から打つかもしれない。

6月10日(現地時間)の試合が終わった時点で、青木は2000安打まであと2本に迫っている。アストロズは11日もロサンゼルス・エンジェルスと対戦した後、12日からレンジャーズと3試合を行う。レンジャーズは12日にダルビッシュを先発させる予定だ。

ただ、青木はメジャーリーグで、5打席ともダルビッシュに討ち取られている。昨シーズンの6月3日は3打数0安打、今シーズンの6月2日は2打数0安打に終わった。

6月11日に1安打を記録してリーチをかけないと、青木がダルビッシュから2安打を打つのは難しいだろう。2人の対戦は、多くて3打席だと思われる。青木は今シーズン、先発出場した39試合の約半分に当たる20試合において、途中で交代させられている。

ちなみに、田中将大(ニューヨーク・ヤンキース)は東北楽天ゴールデンイーグルスにいた当時、井口資仁(千葉ロッテ・マリーンズ)にとって日米2000安打となるホームランを打たれた。青木の2000本目も田中が相手なら椿事だが、次にアストロズとヤンキースが対戦するのは6月30~7月2日だ。それまでには2000安打をクリアしているだろう。

また、アルフォンソ・ソリアーノは広島東洋カープで2安打を放ち、ヤンキースで日米2000安打に到達した。この時に対戦したヘクター・サンティアゴは今もメジャーリーガーとして、ミネソタ・ツインズで投げている。もっとも、次のアストロズ対ツインズは7月14~16日まで待たねばならない。青木は5月31日にサンティアゴと対戦し、日米1994本目のヒットを打った。

[追記]

ダルビッシュからの2000本目は実現しなかった。青木は6月11日に3安打を放ち、その2本目で日米2000安打に到達した。

ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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