オバマ大統領がツイッターでカブスを応援。一方、ブルージェイズのファンが試みようとした手段は……
ポストシーズンともなると、応援にもふだんより熱が入る。ディビジョン・シリーズ(地区シリーズ)でセントルイス・カーディナルスを下したシカゴ・カブスには、バラク・オバマ大統領がこうツイートした。
「おめでとうカブス-ホワイトソックスのファンでさえ君たちを応援しているよ!」
どうやら、本物らしい。このツイートについては、FOXスポーツやUSAトゥディをはじめ、いくつものメディアが報じている。
ただ、ツイートからもわかるように、オバマがいつも応援しているのはカブスではなく、同じシカゴに本拠を置くホワイトソックスだ。2010年にワシントンDCで行われた開幕戦の始球式では、ホームチームであるワシントン・ナショナルズのジャケットこそ着ていたものの、ホワイトソックスのキャップをかぶってボールを投げた(写真/対戦チームはフィラデルフィア・フィリーズ)。2012年6月にケビン・ユーキリスがボストン・レッドソックスからホワイトソックスへトレードされた直後には、ボストンの集会で「ユーキリスをくれてありがとう」と発言している。
今回のツイートは、勝ち馬に乗りたいということだろう。まあ、オバマに限らず、政治家とはこんなものか。
一方、トロント警察オペレーション・センターのツイートはもっとユニークだ。こちらは、YahooスポーツやFOXスポーツ、トロント・サンなどが報じている、
「警察に電話がありました。そうすれば今日の試合を観られるから、留置場に入れてほしいと男性が頼んできました」
この男性は、トロント・ブルージェイズとテキサス・レンジャーズが対戦するディビジョンシリーズの第5戦(最終戦)をテレビで観るため、捕まえてほしいと依頼したのだ。もちろん、ブルージェイズを応援したいからだろう。
オペレーション・センターは続けてこうツイートしている。
「更新-警察が現場に行きましたが、電話をしてきた人物は見つかりませんでした」
記事によれば、警察では勾留中にテレビを観ることはできないという。この男性はテレビを無料で観られる場所を探し当てて、ブルージェイズの勝利を祝えたのだろうか。
ちなみに、次期大統領候補の一人であるヒラリー・クリントンはカブスのファンだ。夫のビル・クリントン元大統領はカーディナルスを応援している。