新型コロナで小中高校休校時、YouTube・ゲーム三昧を防ぎ安全に過ごせる子どもを守る3つのポイント

突然の一斉休校で子がYouTubeやゲーム三昧という声も。保護者の取るべき対策は(写真:アフロ)

新型コロナウイルスの感染拡大を受け、安倍首相より全国の小中高校に対して休校要請があり、それに伴って3月頭から一斉休校がスタートした。子どもたちにとっては突然一ヶ月もの長い春休みが始まったわけだ。

しかし同時に、図書館や公共施設、アミューズメントパークにいたるまで休館・閉鎖となり、塾や習い事も臨時休講となってしまい、子どもたちの行く場所がなくなっている状態だ。しかも、家庭によっては子どもだけで過ごさねばならないケースも多い。

保護者からは、「子供が自宅でゲーム三昧になっている」「ゲームやYouTubeを見る時間が増加する」という心配の声も聞かれる。問題点はどこにあり、保護者はどのように対処すればいいのだろうか。

子どもの予定を決める相談にのり、把握する

子どもだけで家庭での過ごし方で問題になることは、大きく分けて3つあるだろう。1つ目はどう過ごすか、2つ目は時間管理、3つ目は有害情報対策だ。

順を追って見ていこう。まず1つ目の、子どもがどう過ごすかという問題だ。

子どもがネットやゲーム三昧となるのは、いきなり学校がなくなり、行くところもやることもないためだ。ある程度大きな子どもなら休日などを一日自分で計画を立てて過ごすことに慣れているだろうが、そうではない子どもには難しいし、そもそも長期間すぎる。しかも前述のように、普段行ける場所が使えないのだ。

一方、3月に学ぶはずだったところが学習できていないため、まったくやることがないわけではない。宿題などが出されているところも多いだろう。そこで、その日のやることについて子どもと話し合って決めてみよう。低年齢の子どもの場合は、「午前中は宿題と読書、オンライン授業。午後は友だちと遊ぶ」など、子どもと相談しながらある程度具体的に決めてあるといいだろう。

中学生以上など主体的に決められる子でも、保護者が大体の予定を把握しておくことは大切だ。夕飯時にその日にしたことを話題にしたり、困っていることを聞いたりする振り返りと共有の時間を取るようにしたい。

ネット・ゲーム利用時間は約束と仕組みでコントロール

2つ目の、時間管理について見ていこう。

多くの学校で講演してきたが、「子どもがいくら言ってもゲームを止めない」「子どもが一日中YouTube動画を見続けて困っている」という保護者からの声は多く聞く。

ゲームやYouTube動画は、そもそも長時間使いたくなるようにできているものなので、子どもだけでは利用時間のコントロールは難しい。今回のように長期間休みとなり、一人で過ごす子どもは、コントロールできずにはまってしまうリスクが高まるだろう。

まず、一日の利用時間の目安について、子どもと相談して決めよう。利用終了時間についても決め、夜更かしをしない規則正しい生活を心がけたい。ただし、前述のように子どもだけで利用時間をコントロールすることは難しいので、コントロールするための仕組みも使うといいだろう。それぞれの設定の詳細は、各リンク先を参照してほしい。

iPhoneやiPadなどのiOS端末で利用する場合は、「スクリーンタイム」機能を利用しよう。現在、オンライン授業やプログラミング学習教材など無償公開されているものも多いため、そのようなものは自由に使えるようにしておきたい。スクリーンタイムなら、カテゴリやアプリを選択して制限できるのでそのようなことも可能だ。「設定」→「スクリーンタイム」から設定できる。

Android端末を利用する場合は、「ファミリーリンク」機能を利用しよう。保護者側の端末から設定、リモート管理ができるようになる。

パソコンからの利用も制限できる。Windows10搭載のPCでは、シンプルな利用時間制限機能が用意されているので活用しよう。

Mac搭載のPCでも、スクリーンタイム機能で利用時間制限ができる。

「ニンテンドーみまもりSwitch」を使えば、Switchでのゲームも利用時間制限ができる。

スマートフォンやiPadなどでAmazonプライム・ビデオやNetflix、Huluなどを見せる場合も、この方法が使える。こちらも、たとえばiPadで見るならスクリーンタイム機能でカテゴリまたはアプリの利用時間制限を設定すればいい。ゲームアプリを使う場合も、同じ方法で利用時間制限できる。

制限付きモード活用で有害情報を制限しよう

最後に、3つ目の有害情報対策について見ていこう。特に低年齢の子どもの場合、大人向けのアダルト・暴力系などのコンテンツは見てほしくないだろう。保護者が隣りにいて利用を見守れない場合は、ぜひ設定した上で端末を渡してあげてほしい。

iPhoneやiPadなどのiOS端末で利用する場合は、先程ご紹介したスクリーンタイム機能から制限できる。「設定」→「スクリーンタイム」→「コンテンツとプライバシーの制限」→「コンテンツ制限」から制限しよう。同時に、キャリアの「あんしんフィルター」なども活用したい。

Android端末から利用する場合は、Chromeで検索結果から有害情報を除外しよう。Chromeアプリで「セーフサーチフィルタ」の「不適切な検索結果を除外」にチェックを入れると可能だ。Google Playでは、不適切なアプリをダウンロードしないよう、「設定」→「保護者による使用制限」から「アプリとゲーム」「映画」などの、子どもの年齢に合わせた制限設定ができる。同時に、やはりキャリアの「あんしんフィルター」なども活用したい。

自由に見せていた場合、YouTubeでも問題ある動画が再生されることがある。「制限付きモード」をオンにして有害コンテンツを制限しよう。または、「YouTubeKids」を利用すると安心だ。

Amazonプライム・ビデオ、Netflix、Huluなどを子どもに自由に閲覧させる場合は、それぞれのサービスで制限をかけよう。Amazonプライム・ビデオではPINコードを設定し、年齢での視聴制限設定ができるNetflixでも同様な機能がある。Huluではキッズプロフィールを作り、キッズ向け作品のみが見られるように設定しよう。

見放題サービスは問題ないが、Amazonプライム・ビデオでは、ワンクリックで有料レンタルもできてしまう。先ほどと同様にPINコードを設定すれば、購入制限により有料レンタルもできなくなるので、ぜひ設定しておいてほしい。

また、一斉休校と言っても、症状が出ていない子どもは「屋外ならOK」と識者も言っている。引きこもりを続けると子どものストレスが高まりすぎてしまうので、手洗いを徹底して少人数で遊ぶことを心がけ、この時期を乗り切るようにしたい。