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ソフトバンク退団の秋吉亮、再び独立リーグへ。兼任投手コーチで現役続行「これからも応援して頂けるよう」

田尻耕太郎スポーツライター
17年WBCに出場した際の秋吉投手(写真:アフロスポーツ)

 今オフにソフトバンクを自由契約になっていた秋吉亮投手が30日午前、自身のSNSを更新して<ご報告>と題して「来季は選手兼投手コーチで独立リーグに復帰させていただく事になりました」と記した。

 さらに「これからもファンの方々に応援して頂けるように投げていきたいと思います。また兼任投手コーチということでNPBで9年間やってきたことを若い選手に教えていき、1人でも多くの選手をNPBに行けるように頑張って教えていきたいと思います」(原文ママ)と意気込みをつづった。

 また、契約の関係上、球団名は追って報告するとのこと。

17年にWBC出場

 秋吉は東京都出身の33歳右腕。都立足立新田高校から中央学院大学、パナソニックを経て2013年ドラフト3位で東京ヤクルトスワローズに入団。即戦力で1年目から61試合に登板すると2年目は74試合、3年目は70試合と2シーズン続けてリーグ最多登板を記録するなど実績を重ねた。

 2016年にはオールスター出場、2017年には侍ジャパンの一員としてワールドベースボールクラシックにも出場した。

昨オフは日ハムを”ノーテンダー”で自由契約

 その後トレードで北海道日本ハムファイターズに移籍し2019年から昨季までプレー。2021年オフに“ノーテンダー”で自由契約となり退団。なかなか去就が決まらずに独立リーグである日本海オセアンリーグの福井ネクサスエレファンツでプレー。18試合登板、1勝2敗7セーブ、防御率2.66、20回1/3で35奪三振をマークするなどのアピールが実り、今年7月に福岡ソフトバンクホークス入りしてNPB復帰を果たしていた。

 その際の入団発表では「すごく嬉しいです。去年ノーテンダーで自由契約になり独立リーグへ行きました。すごく悔しい思いをしましたし、まだNPBでやりたい気持ちはあったのでホークスに入団できてうれしいです」と話していたが、ソフトバンクでは一軍登板2試合、防御率13.50と結果を残せずに、わずか3カ月の在籍で戦力外通告を受けていた。11月には12球団合同トライアウトを受検していた。

スポーツライター

1978年8月18日生まれ、熊本市出身。法政大学在学時に「スポーツ法政新聞」に所属しマスコミの世界を志す。卒業後、2年半のホークス球団誌編集者を経てフリーに。現在は「Number web」「文春野球」「NewsPicks」にて連載。ホークス球団公式サイトへの寄稿や、デイリースポーツ新聞社特約記者も務める。また、毎年1月には千賀(ソフトバンク)ら数多くのプロ野球選手をはじめソフトボールの上野由岐子投手が参加する「鴻江スポーツアカデミー」合宿の運営サポートをライフワークとしている。2020年は上野投手、菅野投手(巨人)、千賀投手が顔を揃えた。

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