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今オフに巨人戦力外の平間隼人、九州アジアL・北九州と入団合意「元気で、どこでも守れる」

田尻耕太郎スポーツライター
西岡剛スキッパー(左)を舵を取り、明るさを前面に押し出す北九州球団(筆者撮影)

 プロ野球・独立リーグ「ヤマエグループ九州アジアリーグ」の福岡北九州フェニックス(来季より北九州下関フェニックスに改称)は26日、今オフに読売ジャイアンツを自由契約となっていた平間隼人内野手と入団合意に達したと発表した。

 平間は1996年12月16日生まれの26歳。右投左打の内野手。

徳島県出身で、球歴は鳴門渦潮高校~徳島インディゴソックス~新田電設(軟式野球)~徳島インディゴソックス、そして2019年育成ドラフト1位で巨人に入団した。

徳島時代は盗塁王

 四国IL・徳島に高卒で入団した際には1年目から規定打席未到達ながら打率3割超をマーク。2017年オフに一旦は退団して電気工事士として就職するも、2018年8月に復帰していた。徳島では2019年シーズンに43盗塁(69試合出場)で盗塁王のタイトルを獲得した。

 巨人では入団2年目の2021年シーズン、開幕直後のイースタン・リーグで打撃をアピールし「3・4月度ファーム月間MVP」に輝いた。そして同年6月に支配下登録され、6月22日の横浜DeNAベイスターズ戦(石川県立野球場)で代走出場して一軍デビューを飾った。

巨人では一軍1試合に出場

 だが、結果的に一軍出場はこの1試合のみ。オフには再び育成選手に戻り、2022年シーズンはイースタン・リーグで72試合に出場するも打率.209、3本塁打、9打点、3盗塁と振るわずに、今オフ戦力外通告を受けていた。

 九州アジアリーグ・北九州は創設1年目の今季、攻撃的な野球でファンを魅了し、リーグでは2位だった。来季も西岡剛監督の続投が決まっている。

 平間は北九州球団を通じて、次のようにコメントしている。

「この度入団合意した平間隼人です。自分は元気でどこでも守れるユーティリティープレーヤーです。チームのために何ができるかを常に考えてジャイアンツで3年間頑張ってきました。来年からは北九州フェニックスでお世話になります。勝つ為に、優勝する為に、一生懸命頑張りますので応援よろしくお願いします」

スポーツライター

1978年8月18日生まれ、熊本市出身。法政大学在学時に「スポーツ法政新聞」に所属しマスコミの世界を志す。卒業後、2年半のホークス球団誌編集者を経てフリーに。現在は「Number web」「文春野球」「NewsPicks」にて連載。ホークス球団公式サイトへの寄稿や、デイリースポーツ新聞社特約記者も務める。また、毎年1月には千賀(ソフトバンク)ら数多くのプロ野球選手をはじめソフトボールの上野由岐子投手が参加する「鴻江スポーツアカデミー」合宿の運営サポートをライフワークとしている。2020年は上野投手、菅野投手(巨人)、千賀投手が顔を揃えた。

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