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独立リーグの「日本シリーズ」が3年ぶり復活。4リーグ王者が熊本で頂点目指す

田尻耕太郎スポーツライター
開催地の熊本・リブワーク藤崎台球場。外野奥のクスノキ群が名物(筆者撮影)

 日本独立リーグ野球機構(IPBL)は26日、独立リーグ日本一の座をかけて争うチャンピオン大会である「日本独立リーググランドチャンピオンシップ」を3年ぶりに開催することを発表した。

 同チャンピオンシップは2007年に第1回が行われ、2019年まで毎年行われていた。昨年までの2年間は、新型コロナウイルス感染拡大や各リーグの公式戦の日程などを総合的に考慮し中止となっていた。

今回から九州・北海道の優勝チームも出場

 また、前回までは四国アイランドリーグplusとベースボールチャレンジリーグ(ルートインBCリーグ)のそれぞれの優勝チームによって覇権が争われていたが、今回からヤマエ久野九州アジアリーグ、北海道フロンティアリーグの優勝チームも参加することになり、各4リーグの優勝チームによって「独立リーグ日本一」の座をかけて戦うことになった。

 トーナメント方式として、9月30日(金)に準決勝2試合(第1試合11:00開始、第2試合15:00開始)、10月1日(土)に3位決定戦(11:00開始)及び決勝戦(15:00開始)が実施され(予備日/10月2日)、出場球団が確定した後にくじ引きにてカードが決定される。

 開催地は熊本県熊本市のリブワーク藤崎台県営野球場で、来年度以降はIPBL加盟リーグの各拠点にて持ち回りで開催予定となることも併せて発表された。

【優勝球団決定方法】

・9回裏終了時に同点の場合はタイブレーク(※以下記述)による延長戦を行う。

・9イニング内であっても、2時間45分を経過した時点で、次のイニングを以って最終イニングとする。

・雨天等により予備日も含め全日程が消化できない場合は、以下の方法で優勝を決定する 。

-1日開催となった場合:準決勝に勝利した2球団を両球団優勝とする。

-1日も開催できなかった場合:今年度の優勝球団はなしとする。

【タイブレーク方式】

・9回裏終了時に同点の場合、1アウト走者満塁で1イニングずつ攻撃を行い、得点数は9回までの得点を含めた総得点で勝敗を決定する。

・打撃順は9回からの継続打順とし、決着がつくまで行う。

・成績は個人通算成績などには加算せず参考記録とする。

スポーツライター

1978年8月18日生まれ、熊本市出身。法政大学在学時に「スポーツ法政新聞」に所属しマスコミの世界を志す。卒業後、2年半のホークス球団誌編集者を経てフリーに。現在は「Number web」「文春野球」「NewsPicks」にて連載。ホークス球団公式サイトへの寄稿や、デイリースポーツ新聞社特約記者も務める。また、毎年1月には千賀(ソフトバンク)ら数多くのプロ野球選手をはじめソフトボールの上野由岐子投手が参加する「鴻江スポーツアカデミー」合宿の運営サポートをライフワークとしている。2020年は上野投手、菅野投手(巨人)、千賀投手が顔を揃えた。

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