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活動休止中の「大分B-リングス」でコロナ禍収まらず…。22日からの北九州3連戦も中止・延期に

田尻耕太郎スポーツライター
大分市の別大興産スタジアム。2014年3月のソフトバンク戦オープン戦で、筆者撮影

 プロ野球独立リーグ「ヤマエ久野 九州アジアリーグ」は18日、同リーグの大分B-リングスにおいて新型コロナウイルス陽性判定者が複数発生しており、未だチーム活動再開の目途が立たないために、今月22日~24日に予定されていた公式戦を中止・延期とすることを発表した。

 中止・延期試合は以下のとおり

4月22日(金)大分B-リングス対福岡北九州フェニックス(別大興産スタジアム)18時開始

4月23日(土)大分B-リングス対福岡北九州フェニックス(ダイハツ九州スタジアム)13時開始

4月24日(日)大分B-リングス対福岡北九州フェニックス(ダイハツ九州スタジアム)13時開始

 大分B-リングスでは、11日に選手2名が陽性判定を受け、12日にも選手1名が陽性判定を受けていたことから、予防措置を含んだ「安全確保の観点」から当面の間活動自粛。15日~17日に予定されていたホームゲームの火の国サラマンダーズとの3連戦も中止・延期としていた。

 その後、14日に球団全関係者40名のPCR検査を行った結果が分かったところ、陽性者9名(発表済含む)と濃厚接触者1名が判明。

 さらに15日に選手2名、16日にも選手2名の陽性判定が確認されるなど、事態が収束しない状況が続いている。

 大分B-リングスは、福岡北九州フェニックス戦の中止・延期試合が発表された直後に球団SNSを更新。「引き続き新型コロナウイルス感染症対策を実施し、選手、スタッフ、関係者の全員に再度感染防止対策の徹底を図ってまいります」と綴った。

今月4日の対戦では12-11の大熱戦

 大分B-リングスと福岡北九州フェニックスは今季すでに3試合で対戦。4月4日の臼杵市民球場でのゲームでは、延長タイブレークで12-11の大熱戦を繰り広げ大分が勝利をするなど、地元ファンを楽しませていた。この時の3連戦では大分が2勝1敗と勝ち越していた。

スポーツライター

1978年8月18日生まれ、熊本市出身。法政大学在学時に「スポーツ法政新聞」に所属しマスコミの世界を志す。卒業後、2年半のホークス球団誌編集者を経てフリーに。現在は「Number web」「文春野球」「NewsPicks」にて連載。ホークス球団公式サイトへの寄稿や、デイリースポーツ新聞社特約記者も務める。また、毎年1月には千賀(ソフトバンク)ら数多くのプロ野球選手をはじめソフトボールの上野由岐子投手が参加する「鴻江スポーツアカデミー」合宿の運営サポートをライフワークとしている。2020年は上野投手、菅野投手(巨人)、千賀投手が顔を揃えた。

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