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ホークス三軍戦で東浜巨、武田翔太の豪華リレー! 牧原大成は復帰戦でいきなり本塁打

田尻耕太郎スポーツライター
西部ガス戦で先発した東浜

 6月16日、福岡ソフトバンクホークス三軍は、社会人の西部ガスとタマホームスタジアム筑後で無観客での練習試合を行った。

【6月16日 練習試合 タマスタ筑後 無観客】

西部ガス   000000002 2

ソフトバンク 10000022× 5

<投手リレー>

【西】大畑、村田、岩崎、高椋、田中

【H】東浜、武田、大関、尾形、田浦

<本塁打>

【H】牧原大、川原田

<スタメン>

【西】4平野 9永利 5井手 Ⅾ野中 8竹松 2金澤 7安永 3笹井 6原田

【H】Ⅾ牧原大 6川原田 8笹川 5井上 9水谷 2海野 3石塚 7早 4伊藤

<戦評>

 ソフトバンクが「一軍リレー」で勝利。先発した東浜、2番手の武田が3回零封した。

 打っても一軍実績のある牧原大が初回、先頭打者本塁打を放った。牧原大は4日に左太もも張りのために登録抹消になっており、この日実戦復帰したばかりでさっそく結果を出した。七回には石塚のこの試合2本目となる長打がタイムリーとなり2点目を奪うと、続く早も適時二塁打で続いた。八回にはドラフト4位ルーキーの川原田が左越えソロ本塁打を放つなどしてダメ押しした。

 一方、西部ガスは今月29日に開幕する社会人日本選手権に九州第2代表として出場することが決まっており、現在はオープン戦を行うなどして調整を行っているところ。先発した大畑は明豊高校から入社して2年目の長身右腕。140キロ台後半の直球を武器にして、ソフトバンク打線を5回2安打1失点に抑えた。(了)

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東浜巨

――どんなテーマで登板した?

「テーマなどは特に考えずにマウンドに上がりました。ローテの関係もあるし、まずはしっかり投げることを考えていました」

――前回白星。何か過ごし方や気持ちの部分は変わった?

「いつもと同じです。強いて言えば、一軍先発の間隔が少し空いたので、トレーニングを多めに入れて体を張らせました。先を見据えてやっています。まだ自分の状態に波があるけど、しっかりパフォーマンスを出せる位置に入ると思います」

武田翔太

――登板でのテーマは?

「フォークとスライダーをしっかり投げることと、できるだけいいカウントを作れるようにと考えていました。序盤は高めに浮いてしまったところはあったけど、途中から低めに投げることが出来ていました」

――次回からはパ・リーグとの対戦になる。

「いい状態を保ちながら。年間通してコンディショニングを崩さないようにしていきたい」

牧原大成

――体の不安は?

「打つぶんには特に問題ないです。本当ならばヒットで出て、盗塁の確認もしたかった(笑)。それはまた明日ですね」

――久々実戦でボールの見え方は?

「球質を見たくて2球目までは見ていきました。ストレートに合わせていこうと思っていて、うまく合わせられたと思います」

――練習の動きなどは?

「ひと通りの動きはやっています。ノックで動くのも問題ない。あとは実戦のところ。練習とは力の入り方も違うので、そこを確認していきたい」

――調整段階でのホームランはどんな気持ち?

「とりあえずバットに当たったし、これもこれで自信になる。いい形で振ることが出来ているからホームランになるので」

(※写真はすべて筆者撮影)

スポーツライター

1978年8月18日生まれ、熊本市出身。法政大学在学時に「スポーツ法政新聞」に所属しマスコミの世界を志す。卒業後、2年半のホークス球団誌編集者を経てフリーに。現在は「Number web」「文春野球」「NewsPicks」にて連載。ホークス球団公式サイトへの寄稿や、デイリースポーツ新聞社特約記者も務める。また、毎年1月には千賀(ソフトバンク)ら数多くのプロ野球選手をはじめソフトボールの上野由岐子投手が参加する「鴻江スポーツアカデミー」合宿の運営サポートをライフワークとしている。2020年は上野投手、菅野投手(巨人)、千賀投手が顔を揃えた。

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