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【ホークス紅白戦】2冠王デスパイネに豪快弾「いい感じ。どんと来い!」

田尻耕太郎スポーツライター
なぜか、紅組大逆転!星マーク発案者の白組・松田は悔しがっていた・・・(笑)

15日、ホークスのCSに向けたヤフオクドームでの全体練習では、4度目かつCS前最後となる紅白戦が実施された。

じつは、試合前のビジョンにはこんな予告が・・・
じつは、試合前のビジョンにはこんな予告が・・・

【紅白戦 ヤフオクドーム 無観客】

紅 4021100 8

白 0000000 0

※特別ルールの為、7回打ち切り

<バッテリー>

【紅】武田、嘉弥真、五十嵐、モイネロ――甲斐、鶴岡

【白】寺原、攝津、森、岩嵜、石川、笠谷――高谷、栗原

<本塁打>

【紅】デスパイネ、長谷川勇

デスパイネ、森の直球を右中間スタンドへ

悠然とベースを回るデスパイネ(右)。三塁手の松田も祝福の笑顔 
悠然とベースを回るデスパイネ(右)。三塁手の松田も祝福の笑顔 

パ2冠王のバットから快音がとどろいた。

3回、紅組の4番に座ったデスパイネが白組3番手森のストレートを右中間スタンドへ叩き込んだ。

「いい打球だった。CSへイイ感じで入れると思う」

紅白戦4試合でデスパイネ自身は初アーチとなった。これまでに松田宣浩が2発、内川聖一も1発を放っており、主砲級が順調な仕上がりを見せている。工藤公康監督も「実戦の中では当然、相手ピッチャーがストレートだけではなく変化球も交えてくる。本塁打が打てたのは本人たちにとっても喜ばしいことでしょう。いい打ち方をしないとホームランにはならないと言いますから」と満足げな笑顔を浮かべた。

紅白戦では内川、松田のバットからも快音

今季31発の柳田悠岐の復帰の見通しがいまだ立たない中、デスパイネは「もちろん柳田がいた方が強い打線にはなるだろうけど、彼がいない中でみんないい調整をやってきた」と自信をのぞかせた。また、この日、メットライフドームで行われたCS第1ステージは楽天が意地を見せて1勝1敗のタイに。対戦相手はまだ決まらない状況だが、「(相手は)どちらでいい。どんと来い」と強気な姿勢を崩さなかった。

(文中写真は筆者撮影)

スポーツライター

1978年8月18日生まれ、熊本市出身。法政大学在学時に「スポーツ法政新聞」に所属しマスコミの世界を志す。卒業後、2年半のホークス球団誌編集者を経てフリーに。現在は「Number web」「文春野球」「NewsPicks」にて連載。ホークス球団公式サイトへの寄稿や、デイリースポーツ新聞社特約記者も務める。また、毎年1月には千賀(ソフトバンク)ら数多くのプロ野球選手をはじめソフトボールの上野由岐子投手が参加する「鴻江スポーツアカデミー」合宿の運営サポートをライフワークとしている。2020年は上野投手、菅野投手(巨人)、千賀投手が顔を揃えた。

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