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オリックス岸田が復帰登板で1回無失点! リリーフ投壊の救世主となるか

田尻耕太郎スポーツライター

岸田、直球に力あり。最速143キロをマーク

4月17日(金) オリックス1-3ソフトバンク 雁の巣

左脇腹を痛めて戦列を離れていたオリックス岸田護投手が、4月17日(金)のウエスタン・リーグのソフトバンク戦(雁の巣)で実戦復帰した。岸田は3月14日の広島とのオープン戦で緊急降板していた。

8回から1イニングを投げた。2安打を許したが、詰まった中前と当たり損ねの内野安打という不運な当たり。ストレートでソフトバンク4番のカニザレスに押し勝って二飛に仕留め、2アウト一、二塁から最後の打者(ソフトバンク大滝)からは落ちる球で空振り三振を奪うなど内容ある投球を見せた。最速は143キロを計測した。

平野佳久や佐藤達也が離脱し、比嘉幹貴も復帰のメドが立たないなど苦しい台所事情のオリックスリリーフ陣には明るい材料となる復帰マウンドだった。

<岸田の投球結果>

カニザレス 二飛

猪本 右飛

白根 中前打

上林 三安打

大滝 空振り三振

今日抹消のT-岡田、福岡移動で即4番フル出場も

また、この日1軍登録を抹消されたT-岡田は、ナイター明けの福岡移動デーゲームという過酷なスケジュールの中で「4番一塁手」でフル出場した。第3打席にライト前ヒットを放ったが、結果は4打数1安打と振るわず。このヒットも、その前の打席でのライトライナーも打球が極端に失速するラインドライブがかかっていた。ややバットが遠回りしているのか。復調にはもうしばらく時間がかかるかもしれない。

試合イニングスコアなどは「先発転向の千賀が2軍公式戦初登板。最速151キロ、5回0封8Kも…!?」

スポーツライター

1978年8月18日生まれ、熊本市出身。法政大学在学時に「スポーツ法政新聞」に所属しマスコミの世界を志す。卒業後、2年半のホークス球団誌編集者を経てフリーに。現在は「Number web」「文春野球」「NewsPicks」にて連載。ホークス球団公式サイトへの寄稿や、デイリースポーツ新聞社特約記者も務める。また、毎年1月には千賀(ソフトバンク)ら数多くのプロ野球選手をはじめソフトボールの上野由岐子投手が参加する「鴻江スポーツアカデミー」合宿の運営サポートをライフワークとしている。2020年は上野投手、菅野投手(巨人)、千賀投手が顔を揃えた。

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