好調C大阪の陰で精彩を欠く清武と柿谷。そして香川。彼らに共通する問題とは

時にきらりと光るプレーを見せる柿谷曜一朗だが(写真:アフロスポーツ)

 Jリーグ3位。ルヴァンカップ優勝。天皇杯優勝。そしてJリーグと天皇杯の各チャンピオンが戦うゼロックス・スーパーカップを制したセレッソ大阪。その前の2シーズン(2015、2016年)がJ2暮らしだったことを考えると、それはまさに大躍進に値する。

 先日行われたゼロックス・スーパーカップ対川崎F戦も、勝利にフロックという印象は抱かせなかった。今季も昨季並みの成績は望めそうな上位候補だ。しかし優勝候補と呼ぶには、もうひとつグッと迫るものがない。主要なスタメンの中に、旬とは呼べない選手がいるからだ。

 それは、気になって仕方がない選手でもある。サッカーという競技の特異性と、それに向き合うサッカー選手という職業の難しさを思わずにはいられない選手。わずか1年の間にすっかり平凡な選手になった選手と言えば、答えは清武弘嗣になる。この選手、16-17シーズンの秋口、すなわちいまからわずか1年半前の段階では、日本人選手の中で誰よりも勢いがあった。スペインリーグの強豪セビージャで、名のある選手たちと、激しいポジション争いを繰り広げていた。試合にも出場。レベルの高い好プレーも披露した。それはちょうど、本田圭佑、香川真司の評価が下降してきたタイミングだった。清武への期待は、いやが上にも高まった。清武の時代は訪れるかに思えた。

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杉山茂樹

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たかがサッカーごときに、なぜ世界の人々は夢中になるのか。ある意味で余計なことに、一生懸命になれるのか。馬鹿になれるのか。たかがとされどのバランスを取りながら、スポーツとしてのサッカーの魅力に、忠実に迫っていくつもりです。世の中であまりいわれていないことを、出来るだけ原稿化していこうと思っています。刺激を求めたい方、現状に満足していない方にとりわけにお勧めです。

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スポーツライター、スタジアム評論家。静岡県出身。大学卒業後、取材活動をスタート。得意分野はサッカーで、FIFAW杯取材は、2018年ロシア大会で連続10回現地取材となる。五輪も夏冬併せ9度取材。モットーは「サッカーらしさ」の追求。著書に「ドーハ以後」(文藝春秋)、「4−2−3−1」「バルサ対マンU」(光文社)、「3−4−3」(集英社)、日本サッカー偏差値52(じっぴコンパクト新書)、「『負け』に向き合う勇気」(星海社新書)、「監督図鑑」(廣済堂出版)など。最新刊は、SOCCER GAME EVIDENCE 「36.4%のゴールはサイドから生まれる」(実業之日本社)

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