積乱雲がびっしりと密集

タイトル画像をみると、台風１５号は中心付近に針でつついたような鋭い眼が現れており、台風としては最強の猛烈な勢力へ発達しています。猛烈な台風となるのは、台風２号、台風９号に続いて、今年３個目となります。

同じ時間の雲の種類と雲頂高度をみると、台風１５号の鋭い眼の周辺には積乱雲がびっしりと密集していて、その雲頂高度は１６キロから１８キロにも達していることが分かります。

猛烈な勢力に発達中

最新の台風予報円（気象庁発表）

台風１５号は、きょう１１日（水）午後３時現在、小笠原諸島の父島の南１０００キロ付近にあって、中心気圧９１５ｈＰａ、最大風速５５メートル、最大瞬間風速７５メートルの猛烈な勢力で北北西へ進んでいます。

台風１５号は間もなく最盛期を迎え、あす１２日（木）にかけて、中心気圧９０５ｈＰａ、最大瞬間風速８０メートルの勢力で、北緯２０度ラインを越える見込みです。その後は転向し、北東方向へ加速しながら進み、あさって１３日（金）から１４日（土）にかけて、日本のはるか東を北上する見込みです。

小笠原諸島は暴風域に入るおそれは小さいものの、高波や強風などに警戒が必要です。また本州付近への影響はほとんどないものの、太平洋側にはうねりが届きますので、海のレジャーなどは要注意です。