まるで6月のような太平洋高気圧と梅雨前線の位置関係に 各地で記録的に早い梅雨入りも?

16日間予報(降水確率と信頼度、信頼度はAが高く、Eが低い、ウェザーマップ)

九州南部で統計史上2番目に早い梅雨入り

実況天気図(ウェザーマップ)
実況天気図(ウェザーマップ)

きょう11日(火)午後2時、気象庁から九州南部の梅雨入りが発表されました。

先週梅雨入りした奄美地方は平年より一週間、沖縄地方は平年より5日、ともに早い梅雨入りでしたが、きょう梅雨入りした九州南部は平年より19日も早く、1951年の統計開始以来、1956年5月1日に次いで、2番目に早い梅雨入りとなりました。(速報値)

タイトル画像にある16日間予報をみていただくと、きょう梅雨入りの発表があった鹿児島は、向こう16日間、ほぼすべての日に傘マークが付いているのをはじめ、その他の西日本から東海にかけても週末からずらりと傘マークが並び、東京も来週末から傘マークが目立つようになっています。

これらの予報をみると、きょう梅雨入りの発表があった九州南部以外の西日本から関東にかけても平年の梅雨入り(6月上旬)よりはかなり早く、記録的に早い梅雨入りとなってもおかしくない予報です。

まるで6月のような気圧配置

5日平均の降水量予想(ウェザーマップ)
5日平均の降水量予想(ウェザーマップ)

なぜこんなに雨ばかりの予報なのでしょうか?

それはまさに6月の梅雨時期を彷彿させるような気圧配置となってしまうためです。

上図はその日を中心とした前後5日間の降水量の平均を予想したものです。日本の南にほとんど降水量の予想されていないエリアが広がっていますが、これが夏の太平洋高気圧の領域で、平年より強く日本の南に張り出しているため、沖縄はまるで梅雨明けしたかのような真夏の晴天が続く見込みです。

その一方、太平洋高気圧の北側に位置する雨雲の帯が梅雨前線に相当し、来週から再来週にかけて、本州付近に予想されていることが分かります。

この5月下旬にかけての予想が大きく変わらない限り、九州南部以外の梅雨入りもかなり現実的なものとなるかもしれません。

今後は西日本を中心に大雨の季節が到来しますし、晴れた日は貴重な晴天ということになりそうです。