東京都心は54年ぶりのポカポカひな祭り、この先も4月並みの陽気が多い予想。
全国的に暖かなひな祭り
きょう3月3日は、桃の節句でひな祭り。
北日本は北海道のオホーツク海側を中心に厳しい寒さとなった所もありますが、関東以西は多くの所で、15℃以上のポカポカなひな祭りとなりました。
平年との比較でみてみると、6℃以上高い、いわば季節外れの暖かさを示す赤い地点が関東周辺で多くなっており、4月並みの暖かなひな祭りという所が多くなりました。
東京都心は54年ぶりの暖かさ
東京都心に関してみると、きょうの最高気温は17.8℃で、平年よりちょうど6℃も高く、4月8日~9日頃の暖かさとなりました。
そこで3月3日のひな祭り限定で、過去の最高気温を調べてみました。
すると、観測のある1876年以降、144年間で15℃以上まで上がった年は19回あり、このうち17℃以上まで上がった年は5回でした。その5回は以下の年です。
1955年17.6℃
1961年20.7℃
1966年18.5℃
1983年17.2℃
2003年17.2℃
きょうは17.8℃まで上がりましたので、ひな祭りとしては1966年18.5℃以来、54年ぶりの暖かさと言え、さらにひな祭りとしては観測史上3番目の暖かさということにもなるでしょう。
4月のような3月に
ところで、先日気象庁から発表された冬の統計では、東日本や西日本で記録的な暖冬となり、3月以降の気温も平年より高い傾向が続く予想となっています。
ウェザーマップが発表している東京都心の16日予報で、最高気温に注目すると、あす4日(水)は冷たい雨が降り、一時的に寒の戻りとなりますが、あさって5日(木)以降は再び気温が上昇し、暖かくなるでしょう。
特に来週になると、連日4月上旬並みの16℃以上まで上がる日が多い予想で、3月なのに4月並みの暖かさが続く見込みです。
東京都内のスギ花粉の飛散は例年より2週間程度も早く、2月下旬からすでにピークの状態となっていますが、この季節先取りの暖かさで、桜の開花も記録的に早くなる予想です。