台風18号は朝鮮半島へ。九州でのW杯は暖湿気で蒸し風呂状態か。
台風18号は朝鮮半島へ
東シナ海を北上している台風18号は、今夜からあす木曜日の昼頃にかけて、朝鮮半島を横切った後、日本海へ進み温帯低気圧に変わる見込みです。
台風が最も近くを通る九州北部では長崎県を中心に大荒れとなるおそれがあり、警戒が必要です。
また温帯低気圧として通過する北日本でも、金曜日から土曜日にかけて、強風や大雨など荒天となるおそれがあり、今後の情報に注意が必要です。
九州は暖湿気にすっぽり
きょうも台風18号や強い太平洋高気圧の影響で、全国的に気温の高い状態が続いています。東日本や西日本の所々で真夏日となっている他、北日本では真夏日ではありませんが、10月として観測史上1位の暑さの所が続出しています。
またきょうラグビーW杯の2試合が行われる九州では際立って暑くなっており、台風の影響で湿気も多く、まるで蒸し風呂のような状態となっています。
午後2時までの最高気温は、大分県日田33.7℃、福岡県前原33.3℃、添田33.2℃、久留米33.1℃、大宰府33.0℃、熊本32.5℃などとなっており、このあと午後4時45分からフランス対アメリカ戦の行われる福岡では31.8℃、午後7時15分からニュージーランド対カナダ戦が行われる大分でも29.8℃で、時折雨が降り、湿度も80%程度とかなり高くなっています。
上図は上空1500メートル付近の相当温位と風向風速の予想です。相当温位とは気温と湿度を合わせたような指標で、気温が高いほど、湿度が高いほど大きくなります。
つまりオレンジ色になればなるほど高温多湿の空気ということなり、朝鮮半島の南にある台風18号周辺では350以上の極めて高い領域がある他、九州付近でも台風の影響で340前後と真夏のような空気の質となっています。
ラグビーを行うにはかなり過酷な環境と言えますが、この高温多湿を味方につけた方が多少なりとも有利となるかもしれません。
また観戦に行かれる方は熱中症になる危険もありますので、アルコール以外の水分補給もお願いしたところです。
参考:スポーツナビ