真夏と真冬が同居。本州は真夏日の一方で北海道では雪の所も。
本州には暖気、北海道には寒気
本州付近の上空には平年より暖かな空気が流れ込んでおり、きょうも西日本を中心に暑くなるでしょう。
一方、北海道に注目すると、オホーツク海から南下してきた寒気が今夜にかけて道東を中心に通過する見込みで、平年より低い青一色となっています。
北海道の上空1500メートル付近には-3℃~-6℃程度の寒気が流れ込む予想で、今夜にかけてオホーツク海側では山間部を中心に雪の降る所がありそうです。
きょうは日本付近で真夏と真冬が同居するような一日となるでしょう。
本州付近は真夏日続出へ
上空に暖かな空気が入ることと、晴れて日差しが強いために、よく晴れる西日本ほど気温が大きく上昇するでしょう。
今年、沖縄を除いて30℃以上の真夏日を観測している地点はわずかに3地点のみ(伊勢崎30.0℃、日田30.2℃、江川崎30.2℃)ですが、きょうは一気に増える予想です。
きょう気象庁が発表した地点で30℃の真夏日が予想されているのは、大阪、京都、奈良、津山(岡山)、庄原(広島)、久留米(福岡)、日田(大分)となっており、アメダスを含めるとより多くの地点で真夏日が続出するかもしれません。
東京都心も28℃の予想で、きのう更新した最高気温27.1℃を上回り、再び今年一番の暑さとなりそうです。
一方、北海道は気温が上がらず、最高気温は、札幌12℃、北見10℃、紋別9℃、網走8℃など、冬のコートが必要な寒さとなるでしょう。
しかも北海道の東部は今夜にかけて、雪が降る見込みです。
道東は雪化粧
けさにかけて、道東の峠道では気温が氷点下まで下がり、国土交通省北海道開発局のライブカメラでは、根北峠や北見峠などで雪化粧した様子がうかがえました。
これからあす日曜日の明け方頃までは寒気の影響で、オホーツク海側の峠や山間部を中心に平地でも雪が降り、積雪となる所があるかもしれません。
路面の凍結や積雪に伴う交通障害などにご注意下さい。