不安定列島続く。GW明けも雷に要注意
広く雷雲が発生中
10連休となった今年のGWもとうとう最終日。
連休中は低気圧や前線、上空の寒気などの影響により、不安定な天気が多かったのですが、最終日のきょう月曜日も然り。
日本海から近付く寒冷前線や上空の寒気の影響で、広く不安定な空模様となっており、あちらこちらで雷雲が発生しています。
午後3時の雷レーダーをみると、東北から西日本にかけて局地的に雨雲が発達しており、落雷(対地放電)を示す四角いマークがたくさん見られます。
これから今夜遅くにかけて東日本や北日本を中心に、あちらこちらで雷雨となりますので、引き続き、急な強い雨や落雷、突風、ひょうなどに注意が必要です。
晴れていても天気の急変にご注意下さい。
しつこい寒気、GW明けも不安定続く
不安定な天気をもたらしている上空の寒気はしつこく、連休明けも影響を受けそうです。
上空約5500メートルの寒気をみると、火曜日には-21℃以下の寒気が西日本から東日本に、-30℃前後の寒気が北日本へ流れ込む予想です。
これらは平年より8℃から10℃も冷たい空気(寒気)で、日本列島の上空は真っ青な状態となっています。
水曜日になってようやくその中心が日本の東へ抜ける見込みで、それまでは広く不安定な状態が続いてしまいそうです。
火曜日も関東地方、山梨、静岡、東北地方で要注意
雷の発生する確率をみると、あす火曜日の昼過ぎは、関東地方、山梨、静岡及び東北の日本海側で高く、夜にかけて東北の日本海側で一段と高くなっています。
火曜日昼過ぎの各都市の発雷確率は、八王子42%、甲府42%、河口湖53%、山中湖63%、御殿場54%など。
また火曜日夜の確率は、秋田84%、横手66%など、秋田県内で極めて高くなっています。
今後も寒気の流れ込みや地上の気温上昇などにより、今低い計算の所でも高くなる可能性があり、油断はできません。
GW明けも気象庁から発表される情報や雷注意報などに十分ご注意下さい。