台風存在は927時間で途切れる
ダブル台風はともに温帯低気圧に
今週日本列島にやってきたダブル台風ですが、台風20号は昨日(24日)15時に、台風19号もけさ(25日)3時にともに日本海で温帯低気圧に変わりました。
タイトル画像にもあるとおり、天気図上に台風がないのは実に7月17日6時以来のことですから約39日ぶりのこととなります。
台風存在カレンダー
この夏は猛暑と大雨と台風の繰り返しのような天気が続きましたが、なかでも台風に関して言えば、7月下旬以降、ほぼ毎日のようにニュースで扱われていたような気がします。
そこでどれ位の台風が存在したのか?台風の存在カレンダーを作成してみました。
すると7月17日9時に台風9号が発生してから今回の台風19号がきょう3時に消滅するまで(台風としてはきょう午前0時まで)、実に約39日間、927時間もの間、台風が天気図上に存在していたことが判明しました。
そしてこれらの台風12個のうち、日本列島に接近した台風は10号、12号、13号、14号、15号、18号、19号、20号で、このうち12号、15号、20号と3個の台風が上陸に至りました。
とにかく夏休みとともに連日、台風に悩まされた今年の夏だったと言えます。
(台風情報は現在発表されている速報値に基づくものです。)
来週は再び台風発生も?
ところでようやく天気図上から消滅した台風ですが、実はこれからが本来の台風シーズンと言えます。
すでに天気図上にもあるとおり、沖縄付近で2個の台風のたまご(熱帯低気圧)が発生しています。
ただこれらは台風にまで発達する可能性は小さいと思われますが、気がかりなのは日本列島のはるか南東方向にある赤い○の中の雲のかたまりです。
種種の計算がありますが、なかにはこの雲のかたまりが発達しながら西寄りに進み、来週の週末頃に台風として日本付近に進めているものも出てきています。
もしかしたら台風のいない期間は短くて、来週から再び台風の存在期間が始まるかもしれません。