寒い東京、今度は25年ぶりの低温記録も?
本降りの雨で寒い朝
昨日(火)の東京都心は最高気温が14.6℃と、5月としては10年ぶりに15℃未満の寒さとなりました。平年値が22.3℃ですから、平年より7.7℃も低く、3月下旬並みの寒さに相当します。
さらに昨日の夕方から降り続いている雨でいっそう気温が下がっており、けさ5時の気温は10.7℃となっています。
きょうも予想最高気温は15℃
けさ5時に発表された東京都心の時系列予報をみると、冷たい雨の降る午前中は強めに吹く北風の影響もあって、10℃を少し上回る程度のまさに冬のコートが活躍するような寒さが続きます。
雨の止む午後になって徐々に気温が上がり、午後3時頃にようやく15℃近くまで上がる予想です。
実は昨日の予想最高気温も15℃で実際は14.6℃で終わったのですが、きょうも15℃には届かない可能性があると思われます。
もしそうなれば、今度は5月としては25年ぶりの寒さとなります。
2日続けて15℃未満なら25年ぶり
5月に東京都心で2日以上連続で、最高気温が15℃に届かない(15℃未満)寒さはどれ位あるのでしょうか?
1876年以降で調べてみると、以下のようになっています。
すると、観測開始から去年までの143年間で15回ありました。(1929年、1901年、1883年は3日連続)
ですから平均すれば10年に1回程度はあることになります。
ところが、この50年間の内に観測されたのは1993年の1回だけ。
これは温暖化や都市化の影響もあり、近年このような記録が出づらくなっているものと考えられます。
一方東京都心の観測場所が大手町から北の丸公園内に移ったこともあり、このところ数年は低温の記録が少し出やすくなっている傾向があります。
もしきょうも最高気温が15℃に届かないようだと、5月としては1993年以来25年ぶりの寒さ記録ということになります。
また15℃を超えるようであっても寒いことには変わりありません。
体調管理に十分ご注意下さい。