台風21号発生。週末にかけて日本列島へ向け北上へ。
日本列島へ向けてまっすぐ北上か?
きょう(16日)午前3時、フィリピンの東にあるカロリン諸島で台風21号が発生しました。
今後は発達しながら北上し、あさって水曜日には強い台風となり、週末の土曜日には沖縄の南付近に進んでくる予想です。
その後、数多くある計算が日本の南東海上にある太平洋高気圧の西側を北上し、偏西風に流されるように日本付近へ台風を進めている状況です。
これはまるで台風シーズン真っ只中の9月のような状況が計算されています。
台風が日本付近にあるタイミングとしては22日(日)~24日(火)頃といったところですが、計算が揃っているというほどではありません。
気象庁からは5日後以降の進路予想はなく、まだまだ不確実な状況ではありますが、週末から来週の前半にかけて、日本列島へ大きな影響を及ぼす恐れもありますので、今後の進路には、注意、警戒を要します。
海水温が高く急速に発達する恐れも?
このところ日本の南はしばらく台風がなく、強い日差しにずっと海面が照らされていた影響もあり、海水温が平年より1℃~2℃位高い状態となっています。
現在、沖縄付近まで広く29℃以上ありますので、台風21号はかなり勢力を増し、強力な勢力を伴って、日本列島へ向け、北上する気配もあります。
この点にも十分な注意が必要です。
もし上陸すれば、統計史上3番目に遅い上陸台風に
10月下旬にも台風が日本列島へ接近することが時々ありますが、上陸となると話は別です。
気象庁が発表している遅い台風の順位をみると10月下旬以降に日本へ上陸している台風はわずか2個しかありません。
これは台風を日本付近へ運ぶ太平洋高気圧が南に退き、台風を西から東へ流す強い偏西風がすでに日本付近へ下りてきているため、本州付近へはなかなか到達出来なくなるためです。
もし、仮に今回の台風21号が日本本土へ上陸するような事態となれば、早くても22日以降となるため、統計史上では3番目に遅い上陸となります。