台風が発生し、クリスマスにフィリピンへ?
今夜には熱帯低気圧が発生する予想
日本のはるか南に熱帯擾乱(台風の卵)が発生しています。
まだ気象庁の発表では、循環が弱くて、中心が特定出来ない低圧部という解析ですが、今後中心がまとまり、今夜(21日21時)には熱帯低気圧となる予想です。
熱帯低気圧が発生したあとの予想はまだ気象庁からは出ていませんが、この付近の海水温はまだ30℃前後もあるため、今後西進しながら台風となる可能性もありそうです。
★午前11時追記
気象庁から台風が発生する予報が出されました。発生すれば台風26号です。
ECMWF(ヨーロッパ中期予報センター)の予想
ECMWF(ヨーロッパ中期予報センター)の予想では、この熱帯低気圧は西進し、25日のクリスマス頃にフィリピン付近に達する予想です。(ただ台風となっているかは分かりません。)
12月のフィリピンはまだまだ台風シーズン
12月というと、日本付近はすでに冬の始まりで、台風が本州に接近してくることはほとんどありませんが、フィリピンはまだまだ台風シーズンが続いています。
過去の台風を調べてみると、1951年~2015年までで、12月にフィリピンを通過した台風は34個もありました。平均すれば2年に1個程度は通過している計算です。(個人調べ)
この中で、クリスマスにフィリピンを通過している台風は3個あり、さらに大晦日から元日にかけて通過している台風も2個ありました。(日付日時は日本時間)
年末に台風なんて、日本の感覚では思いもよらないものです。