5月4日に相まみえる統一スーパーミドル級4冠王者、サウル・"カネロ"・アルバレスと、元WBOスーパーウエルター級チャンプのハイメ・ムンギア。先日、記者会見で両者が顔を合わせた。

　その際の2人の言葉を紹介しよう。

　　60勝（39KO）2敗2分のサウル・"カネロ"・アルバレスは言った。

　「すべてはメキシコの誇りに繋がる。この試合は私にとって大きな価値がある。全世界に自分の国を紹介できることに喜びを感じる。5月4日の最大の勝者はファンだ。メキシコの盛大なパーティーに、皆さんを招待する。

　4冠タイトルを防衛することは私にとって、とても重要だ。歴史を作るための一戦だ。これもまた、私の遺産にしたい。私がベルトを守り、ファンに素晴らしい試合を見せ続ける原動力はレガシーを作ることだ。

　ハイメ・ムンギアは周囲に対する敬意を忘れず、何度も白星を重ねてきた偉大なファイターだ。 5月4日、メキシコにとって我々の戦いが、いかに素晴らしいものであるかを誰もが理解するだろう。

　ムンギアは自分に強いファイターで、強烈なパンチを持つ。彼はパワーがあるが、私はそういう相手と戦うことが好きだ。私と同じようにハングリーな男と対戦したいんだ。彼となら、ファンの心を揺さぶるショーを提供できる」

　43勝無敗34KOのハイメ・ムンギアも話した。

　「カネロとの試合を実現させてくれた人々、私たちをこのような特別な舞台に導いてくださった皆さんに感謝しています。メキシコにとって非常に大きな戦いになるでしょう。我々はこの試合に向けて本当に懸命に取り組んできました。

　カネロは常に私にとって、誇りであり、モチベーションの源でもありました。このスポーツに携わり始めた頃、私は彼のようになりたいとよく言っていたものです。そして今、自分は彼と対峙する機会を得て、できればすぐにカネロのような立場になることを願っています。

　フレディ・ローチは素晴らしいトレーナーであるだけでなく、素晴らしい人間であり、モチベーションを高めてくれる人です。彼は常に私たちに前進を続け、ハードなトレーニングを続けられるよう励ましてくれるんです。

　我がチームはカネロ戦に向けた準備ができている。当日は素晴らしいファイトをお見せします。自信は十分にあります。これは自分のキャリアにおいて、始まりに過ぎません。私は、今がピークだと思っています。

　カネロと自分はお互いに敬意を払っています。私はメキシカン・ファンだけでなく、最高のボクシングを期待している世界中の人々にとって誇りでありたいです。素晴らしいメキシカンパーティーになるだろうし、ファンが熱狂する戦いを約束します」

　両者共に、ベストコンディションでリングに上がってほしい。試合の日が楽しみだ。